松本の大歌舞伎　手打ちそばでパーティー

　信州まつもと大歌舞伎の公演が行われている松本市のまつもと市民芸術館で１４日、公演を終えた出演者やスタッフを手打ちそばでもてなす恒例の「そばパーティー」が開かれた。 　そば打ち愛好家などのボランティア約８０人が、手打ちそば３２０食を準備。公演を終えた役者らは次々に口に運び、主演の中村勘九郎さんは「うまい。こしがある」などと話して食べ比べていた。 　そば打ち愛好家の一人、松本市市場の田中崇喜（たかよし）さん（５８）は、出来栄えについて「暑い日なのでのど越しがすっきりするように仕上げました」。市民トランペッターとして出演している松本市里山辺の大沢雅さん（２４）は「舞台はすごい緊張感。（有名な役者と）一緒の舞台に立つことができてうれしい」と話しながら、そばを味わって疲れを癒やしていた。公演は１８日まで。（長野県、信濃毎日新聞社）