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FDA福岡線増便「利用率70%条件」 

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 フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の鈴木与平社長は27日、県営松本空港(松本市)で取材に答え、同空港発着の福岡線について現行の1日1往復を2往復に増便する場合、年平均利用率を70%に上向かせることを条件に挙げた。2011年度の平均利用率は62%余。地元自治体などは条件クリアに向けて今冬、九州地方との交流やスキー客誘致の取り組みに一層力を入れる。  FDAは13年6月に7号機、14年3月に8号機を導入予定。鈴木社長は8機態勢になった段階で福岡線増便も検討課題との認識を示していた。鈴木社長はこの日、「(2機増やすと)余裕が出てくるので、地元の方々と(増便について)研究させてもらおうと思っている」とも述べた。  県交通政策課によると、FDAが同空港に就航した10年6月以降、福岡線の年平均利用率は47・5%(2010年6~11年3月)から62・2%(11年度)に上昇。本年度は4~11月の平均で71・4%と好調に推移する。  ただ、10、11年度はともに冬場に40~50%台に低迷。冬の利用率向上を狙い、FDAは来年1~2月に期間限定で一部座席に片道1万円の「特別割引」を導入する。  一方、松本市も九州から誘客を図る「九州戦略」として菅谷昭市長が今月21日に熊本市を訪問したほか、J2の松本山雅FCが鹿児島市で来年2月にキャンプを開くのに合わせたツアーも検討中。観光関係者は福岡からスキーツアーも誘致した。  松本市政策部の寺沢健部長は「簡単ではないが、目標達成のためにできる限りのことはやりたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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