来年夏の参院選県区、共産党が唐沢氏を擁立へ

　共産党県委員会が、来年夏の参院選県区（改選定数２）に、新人で県委員会若者・雇用対策室長の唐沢千晶氏（４２）＝長野市＝を擁立する方針を固めたことが２９日、分かった。３０日に正式発表する。 　唐沢氏は千曲市出身で明治学院大卒。塾講師などを経て県の非正規職員として勤務。２００２年から県高教組書記として、臨時採用教職員の待遇改善など非正規労働者の雇用問題に取り組んできた。選挙への出馬経験はない。 　唐沢氏は信濃毎日新聞の取材に「景気が悪い中、自分自身の非正規雇用の経験を生かし、とりわけ若者の雇用、暮らしを守る主張に力を入れていきたい」としている。 　来夏の参院選県区には、任期満了を迎える民主党の現職羽田雄一郎氏（４５）が４選を目指し立候補する意向。同じく任期満了を迎える自民党の現職吉田博美氏（６３）は態度を明らかにしていないが、３選出馬するとみられている。（長野県、信濃毎日新聞社）