共産党県委員会は30日、来年夏の参院選県区(改選定数2)に、新人で県委員会若者・雇用対策室長の唐沢千晶氏(42)=長野市=を擁立すると正式に発表した。 唐沢氏は千曲市出身で明治学院大卒。長野市内で会見し、県非正規職員として働いた経験がある一方、県高教組書記として臨時採用教職員の待遇改善など非正規労働者の雇用問題に取り組んだことを説明。「格差と貧困が広がる社会を何としても変えたい。労働者や国民こそが主人公の政治、働く人の苦労が報われる社会の実現に向けて全力を尽くしていきたい」と述べた。 自民党が衆院選で憲法改正により自衛隊を「国防軍」とする政権公約を掲げたことなどを意識し、「戦争ができる国づくりの動きも本当に危険」と指摘、安倍政権との対決姿勢を強調した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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