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箱根駅伝往路 佐久長聖高OBの早大・大迫が9人抜き

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 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)第1日は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの往路5区間、108キロで関東の19校と関東学連選抜の計20チームが競い、日体大が5時間40分15秒で26年ぶり10度目の往路優勝を果たした。  平賀翔太、大迫傑、佐々木寛文の佐久長聖高OBトリオが2~4区を走った早大が2分35秒差で2位につけた。  早大は3区大迫が9人抜きで順位を3位まで上げた。追撃ムードをつくり「最低限の役割は果たせた」と話したが、表情はさえない。後半はペースが鈍って首位との差が詰まらず、区間賞を逃したことも納得できなかった。  12位での中継は「想定していなかった」という。5メートルを超える向かい風の中、「前を追うしかない」と最初の1キロを2分50秒のペースで入った。快調に順位を上げ、13キロ付近で3位集団に追いつき、さらに2位の日体大を吸収。一時は集団の先頭に立ったが、向かい風の中で予想以上に体力を消耗し、最後は駒大に引き離された。  昨年はロンドン五輪代表選考会を兼ねた日本選手権1万メートルで、高校の先輩の佐藤悠基(日清食品グループ)に0秒38差で敗れた。トラックに拳をたたきつけて悔しがってから、練習量を増やすなど本気度を増して臨んだ3度目の箱根だった。  早大は1区の誤算により3区までに首位に立つシナリオは崩れたが、2~4区の佐久長聖高出身の3選手で態勢を立て直した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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