2012年の県内の交通事故死者数が前年比18人減の97人だったことが2日、県警交通企画課のまとめで分かった。年間死者数が100人を下回ったのは、1956(昭和31)年以来56年ぶり。ただ、年が明けた1日未明、歩行者が車にはねられて死亡する事故が大町、飯田市で相次いでおり、県警は引き続き事故抑止に取り組むとしている。 県内の交通事故死者数は、72年に最多の337人を記録して以降、減少傾向にあったが、その後また増加。99年までは200人台の年が目立った。08年以降は110人台が続いていた。 昨年の交通事故死者のうち65歳以上は44人で前年と比べ18人減っており、同課は、高齢者宅への家庭訪問や交通安全協会による講習などの効果が出たとみている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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