50歳以上が出場できる「諏訪郡市老壮体育連盟スケート競技会」が5日、茅野市運動公園国際スケートセンターで開かれた。諏訪地方を中心に60~83歳の男性15人が出場。500メートル、千メートル、げたスケートによる300メートルの3種目でタイムを競った。 げたスケート種目には、諏訪郡下諏訪町と同郡原村の計3人が出場。子ども時代に諏訪湖や田んぼの天然リンクを滑った選手たちで、げたスケートで力強く氷を蹴る姿に、観戦した親子連れから「すごく速い」と歓声が上がった。 57秒73のタイムで1位になった松沢康夫さん(75)=下諏訪町東弥生町=は小中学生時代に使っていたげたスケートを使用。「製氷されたリンクはよく滑る。転ばないようにするのに精いっぱい」と照れていた。 大会は、同連盟主催で56回目。同連盟スケート部長の大久保次朗さん(74)=茅野市玉川=は「げたスケート種目がある競技会は珍しく、今後も続けたい」と話していた。 会場では、茅野ジュニアスピードスケート競技会も同時開催され、県内の小学生約270人が出場した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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