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多国籍の人々出会う場に 南米やアジア料理の店、上田で再開

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 上田市の上田駅近くの天神商店街で5日夜、南米や東南アジアなどの料理を提供する飲食店「ワールド街(がい)フードサロン」が再オープンした。同市在住の外国人らが中心となって主にランチの営業をしたが採算が合わず、1年余りで2011年夏に閉店。「国籍に関係なく市民が気軽に交流できる店を再開したい」と、会社役員白石洋一さん(72)=上田市上田原=らが準備し、夜だけ営業する居酒屋風の店に衣替えした。  店は2階建てビルの1階にある。市内に住む日本人と外国人の有志でつくる「ワールド街推進委員会」が同じ場所で10年5月にオープンした際は、南米やアジア、アフリカの料理を「500円ランチ」として提供したが客足が伸びず、やむなく閉店した。  委員会の一員だった白石さんは、いつでも再開できるよう閉店中も家賃を負担し続け、新たな店主や料理人を探した。昨年11月、知人の紹介で兵庫県や川崎市で飲食店を10年以上営んだ日系ボリビア人3世の男性、郷田ハイメさん(44)=同市上田=と知り合った。「不景気な今こそ飲食店で街を盛り上げよう」と意気投合。郷田さんを店長兼料理人に迎え、委員会として再オープンすることになった。  郷田さんの妻のフィリピン人マンザナレス・ルーチさん(30)も調理を担当。サワーや生ビール、串焼きなど1品300円の手軽なメニューも13種類用意した。  初日は日本人やペルー人らが来店。上田市在住のボリビア人がダンスを披露して盛り上げた。白石さんは「この日を待っていた。多くの国籍の人がここで出会ってほしい」。郷田さんは「週末には各国のダンスイベントを開いてにぎやかな店にしたい」と話した。  当面は午後5~11時に営業し、不定休。郷田さんがブラジル、タイ、インドネシア国籍の友人にレシピを教えてもらいながら、料理を月替わりで提供する予定だ。問い合わせは10日以降に同店(電話0268・71・6015)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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