年末年始を県内で過ごした帰省客や行楽客のUターンが6日、最終盤を迎えた。上りの長野新幹線が一部で混み合ったものの、交通機関に大きな乱れはなかった。 長野市のJR長野駅は、大きな荷物や土産品を持った帰省客らで終日混雑。JR東日本長野支社によると、午前11時すぎの上り新幹線で乗車率が110%となり、午後も80~100%台で推移した。 須坂市の実家に帰省した横浜市の専門学校生中島花純(かすみ)さん(20)は「久しぶりに家族がいる温かい部屋でのんびりできた。明日からまた勉強を頑張ります」と話した。 JR中央東線の上り特急は大きな混雑はなく、松本市の松本駅では改札口やホームで手を振って見送る家族らの姿が見られた。3歳の長男と松本市の実家に帰省した東京都府中市の主婦菅野由美子さんは「子どもは正月に来たのは初めて。雪の上で転がったりして楽しく過ごせた」。ホームで見送った由美子さんの母、大野徳子さん(69)も「にぎやかな正月になって良かった」と話していた。 県営松本空港(松本市)発のフジドリームエアラインズ定期便は6日、札幌行き、福岡行きともほぼ満席。県警交通管制センターによると、同日、県内高速道に大きな混雑はなかった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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