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ご近所協力し結婚式 丸子の住民グループが初企画・運営

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 上田市上丸子の商店主らでつくるまちづくりグループ「地域の絆再生会議」が企画、運営した結婚式が6日、上丸子の神社と式場であった。「隣近所が力を合わせ、地域をもっと元気にしよう」と2012年3月に冠婚葬祭事業を開始。葬儀は1件あったが、結婚式は今回が初めて。同会議のメンバー15人ほどが会場設営や披露宴の受付、司会などを担当した。  同会議は「高齢社会に対応したまちづくりを進め、商店街を元気にしよう」と10年7月に発足。11年夏、買い物が困難な丸子地域のお年寄りなどに食料品や日用品を車で届ける「絆なんでも宅配」を始めた。冠婚葬祭事業は、ウエディングケーキや花束などを地元で購入すれば商店街の活性化にもつながるとして企画した。  式を挙げたのは同市中之条の会社員窪田真人さん(28)と長野市稲里町田牧の美容師倉嶋宏美さん(22)。窪田さんの母親悦子さん(58)が昨年秋、丸子地域の勤務先で同事業の広告を見たのがきっかけで申し込んだ。引き出物や結婚指輪も含め、ほとんどを丸子地域で購入したという。  この日は安良居(あらい)神社で神事をした後、歩いて披露宴会場へ。20人が出席し、再生会議の羽田和彦さん(47)が司会を務めた。中心になって準備してきた浅川等さん(49)は「至らない点もありますが、この結婚式で2人の絆が強まってくれればうれしい」とあいさつ。余興でカラオケの曲がすぐに流れない場面もあったが、羽田さんが出席者とのやりとりで場をつないだ。  窪田さんは「家族のように温かく祝ってもらえてうれしい」。浅川さんは「初めてで大変だったが、多くの人に利用してもらえるサービスに育てたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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