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南長野運動公園のJ1仕様改修費80億円 長野市が示す

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 長野市は28日、日本フットボールリーグ(JFL)のAC長野パルセイロ(長野市)のJリーグ昇格に必要なスタジアム整備に向け、ホームの南長野運動公園総合球技場(長野市篠ノ井東福寺)の改修の概算総事業費として80億円を要すると明らかにした。当初は60億円と試算したが、1万5千人収容などJリーグ1部(J1)仕様とするためのスタンド増設などで事業費が大幅に膨らむと見込んだ。  市が市議会側に示した説明資料によると、計画ではメーン、バックスタンドをそれぞれ約5千人収容の観客席に改修。現行の同球技場グラウンドは縦154メートル、横80メートルだが、縦を約130メートルに狭め、その分、ゴール裏に計5千人収容のサイドスタンドを増設する。Jリーグの基準に沿って、メーンスタンドを覆う屋根も設置。現在約900台収容の駐車場は再整備し、約1400台分を確保する。  概算総事業費の内訳は、同球技場の本体工事費に69億円、外構整備費に7億円、駐車場再整備や設計委託費などに4億円。財源は国庫支出金として38億円を見込むほか、32億円を市債(借金)で賄い、10億円は市の一般財源などを充てるとしている。  同球技場改修をめぐる約60億円の当初試算は1万人収容のJ2仕様を想定。事業費が膨らんだ要因について市は、AC長野パルセイロがいずれはJ1を目指すことを見越したJ1仕様のスタンド増設、屋根の設置、駐車場再整備費などを挙げている。  市は本年度末までに設計者と施工業者の共同企業体(JV)による技術提案方式で契約者を選定。実施設計と現施設の解体などを経て、来年度末までに工事に着手する。工事は15年度にかけ、約1年8カ月を予定し、16年シーズンからの使用開始を見込んでいるが、業者からの提案内容によっては工期が短縮される可能性もある―としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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