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「管理栄養士」や「栄養教諭」検討 県が県立大の基本構想で

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 県短大(長野市)の四年制化による新設県立大学の基本構想づくりで、県が管理栄養士や栄養教諭などの養成課程の設置が可能か検討していることが16日、分かった。昨年公表した基本構想素案にはなく、管理栄養士養成課程設置を求める県短大同窓会や県会から異論が出たことを受けた対応。県は、同様の課程を持ち競合関係になる松本大(松本市)など、県内私立大の理解を得たい考えで、私大側の意見も聞きながら慎重に判断する。  県側は昨年9月、グローバルな人材育成を主眼とする総合マネジメント学部を設け、総合マネジメント、グローバルこども教育2学科の設置などを盛った基本構想素案を公表。これに対し9月県会では管理栄養士養成課程を求める声が相次いだほか、生活科学科など県短大既存学科の発展改組を支持する立場から、総合マネジメント学部新設そのものに否定的な意見も出た。  関係者によると、こうした経緯を踏まえ県側は、総合マネジメント学部だけだった学部を複数にし、管理栄養士などの養成課程を盛り込めるかどうかを検討。これまでの説明で「(管理栄養士など養成課程を設けた場合)個別分野のスペシャリストの養成が色濃くなり、カリキュラムを組むと他の内容を盛り込む余地がない」(県立大設立準備室)としていたため、管理栄養士などのニーズについて県内高校や企業に対する調査も進めている。  また、素案にあった全寮制や留学の義務化などについても選択制とすることなどを検討しているという。  阿部守一知事は県短大同窓会や県会側の反応を受け、昨年11月、「年内」としていた基本構想の決定時期を「年内にこだわらない」として先送り。県側は素案の見直しを進めている。開学時期は未定。(長野県、信濃毎日新聞社)


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