県立望月高校(佐久市望月)の男子生徒(17)が女子生徒(15)に対する殺人未遂容疑で逮捕された事件で、男子生徒が使った果物ナイフは学校外から持ち込んだ物であることが18日、捜査関係者への取材で分かった。佐久署は19日に男子生徒の身柄を地検上田支部に送る。 同校の今井秀幸校長は18日の会見で事件当時の経過を説明。それによると、男子生徒は切りつけた後に教室へ移動し、自分の携帯電話で110番通報した。内容が要領を得ないとして、警察の指示で通りかかった別の生徒に携帯電話を手渡した。その間に警察から学校に問い合わせがあり、男子生徒を捜していた教員が警察とつながったままの携帯電話を別の生徒から受け取り、事態を把握したという。 県教委は同日、同校にスクールカウンセラー3人を派遣、生徒3人が相談した。 同校は同日午後7時から保護者対象の説明会を開き、保護者106人が出席。今井校長は学校で事件が起きたことを謝罪したという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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