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漫画で下諏訪の魅力発信 NPOと学生が協力

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 諏訪郡下諏訪町で地域の活性化に取り組み、「第3回地域再生大賞」(信濃毎日新聞など地方新聞社と共同通信社が創設)の関東・甲信越ブロック賞を受賞したNPO法人「匠(たくみ)の町しもすわあきないプロジェクト」は、諏訪地方の学生と協力し、町内にある観光名所や町中心部の御田町(みたまち)商店街を題材にした三つの漫画作品を作った。町の魅力を県内外に発信する狙いで、冊子にして地元や東京で開く催しで無料配布する。かわいい絵と物語で構成した分かりやすい作品に仕上がっている。  作品の一つ「かみさまあんない。」では、東京に住む小学生の女の子が夏休みに同町の親の実家を訪れた際、家を守る神様と遭遇。神様が、慣れない土地で寂しい思いをする女の子を連れて諏訪大社下社の秋宮・春宮や町指定文化財の石像「万治(まんじ)の石仏」などを案内する。最後は女の子が町に親しみを抱く物語だ。  御田町商店街を女の子2人が案内する「MACHIKKO(マチッコ)」は、カフェや工房をそれぞれ1枚の漫画で紹介。商店街で若い男女の淡い恋物語が展開する「リフレッシュ!」もある。  同法人は、地域おこし活動の中で漫画家を志す学生らとつながりができ、昨年8月、茅野市の諏訪東京理科大、諏訪市のエプソン情報科学専門学校の学生計4人を描き手に漫画の制作を始めた。サブカルチャーに詳しい東京工業大教授の出口弘さん(57)=東京都=が監修。学生が町内を歩いて作品を描き上げた。  町内で19日に会見した同法人専務理事の原雅広さん(48)は「読者の反応が楽しみ」。「かみさまあんない。」を描いたエプソン情報科学専門学校の宮嶋泰恵さん(21)=松本市=は「作品をきっかけに下諏訪町を巡り、魅力に触れてもらえたらうれしい」と話していた。冊子は今月中に完成予定。B5判、22ページで、2500部印刷する。問い合わせは同法人(電話0266・27・9033)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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