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フェンシングの町、発信へ 箕輪町が五輪選手団の合宿誘致検討

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 全国にフェンシングの町を発信しよう―。2020年の東京五輪に向けて、上伊那郡箕輪町が選手団の事前合宿誘致を検討している。同町は1978(昭和53)年の「やまびこ国体」でフェンシング会場になって以来、競技が盛ん。宿泊場所や設備などの課題はあるが、これまでの蓄積を生かし、PRを狙う。  町内には小学生向けのフェンシングクラブがある。箕輪中学校のフェンシング部は中学、高校で国際大会に出場する生徒を輩出。五輪など国際大会で活躍する選手の育成を目指す日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミーに所属する同町出身の高校生もいる。県フェンシング協会事務局は町文化センターに置かれている。  町内では、主に中高生年代向けの「カデ・エペ」と「ジュニア・エペ」の両全国選手権大会が開かれ、試合用コートの「ピスト」、剣が体に当たると反応する審判機などの器具はそろっている。一方、やまびこ国体以降、シニアの全国大会の開催はなく、国際大会も未経験だ。  フェンシングは防具などを着込む。町の担当者は、夏季の合宿には冷房設備が必要になると予想。同町で練習や大会の会場になっている体育館には設備がなく、「大都市圏など他地域と比べると課題が多いが、2020年に向けて準備していきたい」とする。平沢豊満町長は「町内で開かれる大会を通じて、オリンピックに出場する選手の育成を図っている」とし、合宿誘致に意欲を見せる。(長野県、信濃毎日新聞社)


山小屋トイレ利用料 北ア南部、統一マークで登山者に呼び掛け

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 北アルプス南部の山小屋関係者でつくる「北アルプス山小屋友交会」は、山小屋などのトイレで登山者らに利用料の負担を呼び掛ける統一のトイレマークを作った。今年の夏山シーズンから北ア南部地区にある約20カ所のトイレに掲示する方針で、環境配慮型トイレの維持管理の状況や環境保全の取り組みを知ってもらうことにもつなげる。  5日に松本市内で開いた長野、岐阜、富山3県の山小屋で構成する「北アルプス山小屋協会」の総会で発表した。北ア南部の各山小屋ではトイレの維持管理のため100円程度の利用料負担を個別に呼び掛けている。ただ、表記がばらばらで、利用者から「分かりにくい」との声があり、同友交会で検討していた。  マークは日本トイレ協会(東京都)のデザイナーが考案。緑を基調にし、外国人登山者にも分かりやすいデザインにした。同友交会副会長の山田直(ただし)・横尾山荘社長は「マークを統一することで、山小屋と登山者が一緒になってトイレの問題に取り組みたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)

65歳以上の医療費無料化 原村が独自制度の存続是非検討へ

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 諏訪郡原村の清水澄村長は5日の村議会一般質問の答弁で、65歳以上の医療費を無料化している村独自の制度について来年度、存続の是非を含め再検討する方針を明らかにした。1981(昭和56)年に始め、「福祉の原村」の代名詞となってきた施策だが、高齢者の増加や国による70~74歳の窓口負担引き上げで「限界に近づいている」(清水村長)としている。  村は65歳以上が医療機関を受診した場合、申請に応じて窓口負担分の全額を「医療費特別給付金」として村費で負担している。県によると、所得にかかわらず65歳以上の全員の医療費を無料にしているのは、県内では原村だけだ。  制度は71年に75歳以上への給付で始め、81年には65歳以上に拡大。以来、国の医療保険制度の度重なる変更にも対応し、給付を続けてきた。  ただ、村の財政負担は増え続けている。89年度に1200万円余だった給付額は、2012年度には8倍近い9400万円余へと跳ね上がり、本年度は9900万円程度になる見込み。村の高齢化率(65歳以上の割合)は昨年10月現在で30・1%と県平均(28・3%)を上回っており、今後も受給者の増加は続く見通しだ。  さらに厚生労働省は、特例で1割に据え置いていた70~74歳の医療費窓口負担を、4月から段階的に2割へと増やす方針で、その分、村の負担は重くなる。このため、村は来年度、役場内に検討の場を設け、高齢者への支給のあり方を議論する考えだ。  村は18歳までの子どもの医療費も独自に無料化するなど手厚い福祉制度を打ち出し、県内外から視察も多い。清水村長は議会で「福祉は原村の魅力だが、いま見直しを検討しなければ無責任な村政になる。断腸の思いだが、やらなければならない」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)

千曲のアンズ4月9日開花 日本気象協会予想、桜は遅め

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 日本気象協会(東京)は5日、千曲市のアンズの第1回開花予想と県内10カ所の桜の第3回開花予想を発表した。千曲市のアンズは平年(4月7日)並みの4月9日に開花し、桜は平年より遅くなる所が多いとしている=図。  同協会長野支店によると、3月前半は寒気の影響で平年より寒くなるが、後半は平年並みの暖かさに戻るため、千曲市のアンズの開花時期は平年と大きく異ならないと判断した。  桜は3月前半の寒さの影響を受け、中南部の多くの地点で平年より3~4日程度、開花が遅くなる見通し。県内のソメイヨシノで最も早いのは天竜峡の4月4日、最も遅いのは大町市の4月20日。高遠のコヒガンザクラは4月13日と予想した。日本気象協会は「過去の観測データなどから、アンズより桜の方が寒さの影響を強く受ける」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)

県内 雪でスリップ相次ぐ 北部を中心に冷え込み

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 県内は6日、冬型の気圧配置となり、北部の広い範囲で雪が降った。5日深夜に降り始めた雪は6日の日中には一時収まったが、夜に再び降り出す見通し。同日朝の県内には寒気も流れ込み、最低気温が平年を下回る観測地点が多く、スリップ事故も発生した。  長野地方気象台によると、6日正午までの24時間降雪量は小谷23センチ、信濃町22センチ、野沢温泉21センチ、飯山15センチなど。平地でも長野1センチ、諏訪1センチとなった。  最低気温は、長野氷点下3・6度(平年比1・6度低)、松本同4・2度(同1・4度低)、諏訪同4・1度(同1・0度低)、軽井沢同7・4度(同0・9度低)、飯田同1・8度(同0・8度低)だった。  小県郡長和町長久保の国道142号では6日午前3時10分ごろ、凍結した路面でスリップしたトラックの運転手男性(59)が路上の中央付近でチェーンの装着をしていて、対向の大型トラックにはねられた。男性は佐久市内の病院に運ばれたが首の骨などを折る重傷。周辺は2時間余り通行止めになった。  午前8時すぎには、上田市平井の国道254号で乗用車同士の衝突事故があり、2人が軽いけが。上田署によると、路面の凍結によるスリップが原因とみられる。  北安曇郡白馬村神城の県道では午前1時50分ごろ、鉄材を積んだ大型トレーラーが右カーブで道路脇ののり面に衝突。散乱した鉄材に後続の大型トラックが乗り上げ、反対車線の別の大型トラックが大型トレーラーに衝突した。近くではほかに2件の単独事故も起きた。けが人はなかった。大町署はいずれもスリップしたとみている。  上水内郡信濃町では6日朝、時折吹雪が強くなる中、住民らが玄関前や駐車場に積もった雪をスコップや小型除雪機でかいていた。除雪車も町内を行き交った。  7日も冬型の気圧配置が続き、北部は曇り、山沿いでは断続的に雪となり、夜には北部の広い範囲で降る見通し。中南部は曇りで朝から昼すぎは晴れるという。(長野県、信濃毎日新聞社)

県内初の24時間巡回型介護 松本・長野で実施へ

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 要介護者の在宅生活を支える介護保険の24時間地域巡回型サービスが松本市で4月、長野市で5月から始まる。2012年度の介護保険制度改革で導入された新たなサービスで、県内で提供されるのは初。ホームヘルパーや看護師が夜間や早朝でも要介護者宅を訪れ、食事などを介助し、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう後押しする。  このサービスは、国が事業者に、高齢者宅とやりとりする通信機器整備などの費用として交付金を出す。国の2月補正予算で、両市の事業者への交付金が決まった。  松本市では、相沢病院などを運営する社会医療法人財団慈泉会(松本市本庄)が導入。同会の訪問介護ヘルパーステーション「グリーン」と訪問看護ステーション「ひまわり」が連携して実施する。対象は「グリーン」から30分程度で訪問できる範囲。ヘルパーが利用者の状況に合わせて巡回するほか、利用者は必要に応じ専用携帯電話で連絡すれば、昼夜にかかわらず介助などを受けられる。交付金800万円余で通信機器などを整備する計画だ。  長野市では医療法人コスモス(長野市小島田町)が「巡回訪問24コスモス」、医療法人コスモス会(長野市安茂里)が「巡回訪問24コスモスあもり」をそれぞれ開設する。  24時間地域巡回型サービスをめぐっては、山間地の多い県内ではヘルパー巡回の効率などから採算性が課題とされる。今回、サービスを導入する事業者は松本、長野両市の市街地を中心に始める。  「グリーン」を統括する森本豪浩さん(37)は、このサービス単独で採算が取れるかは未知数とし、「現在いるヘルパー24人の勤務をうまく調整することが必要」。コスモスの担当者は「地域や行政と意見交換しながらサービスを充実させたい」と話す。長野市介護保険課は「市全域をカバーできるよう事業者を増やしたい」としている。  県内ではほかに、伊那市も同サービスを提供する事業者を指定しているが、開始時期は未定という。  厚生労働省によると、1月末現在、同サービスを導入しているのは全国187市町村の計411事業所。利用者は5967人。(長野県、信濃毎日新聞社)

豪雪被害、県の補正2億円 国支援策に上乗せへ

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 県は5日、2月中旬の豪雪で被害を受けた農業などへの支援策を明らかにした。2億円規模で、開会中の県会2月定例会に補正予算案を追加提出する。国が示した追加支援策に上乗せする形で、倒壊したパイプハウスの撤去などの負担を最大限軽減する。  壊れた農業用パイプハウス、キノコ栽培用ハウス、畜舎、果樹棚などの復旧や修繕の費用は国が5割、県と市町村がそれぞれ最大2割を負担。復旧や修繕に向けた撤去費用は施設の種類に応じた定額を国と県、市町村で補助する。施設へ通じる道などの除雪が必要となり、市町村が支援する場合、県は市町村補助額の半分を負担する。農産物が被害を受けている場合は代作用の種や苗、病害虫を防ぐ農薬、被害果樹を復旧する資材などの購入費用について県と市町村が折半で補助する。  一方、佐久市は5日夜の市豪雪農業被害対策本部で、県の支援策に呼応し、農業施設の復旧・修繕経費の5分の1と、撤去費の4分の1を市が助成する考えを示した。  また、県は売り上げなどが減った中小企業を制度資金の貸し付け対象にする。2、3月の売上高などが前月や前年同月に比べ5%以上減った企業を対象に10日から9月いっぱいまで取り扱う。使途は運転資金で上限5千万円。貸付利率は年1・8%で期間は7年以内。信用保証料を県や市町村が補助し、企業側の自己負担を軽減する。  5日の県会一般質問などで県は、農業以外の豪雪被害の推計を発表。県内スキー産業で約22億円、宿泊産業で約6億円の被害が出たとした。スキー場利用者数が昨年同期比で平均2割減だったことを基に約44万人に影響したとみている。宿泊施設の被害額は県内約千施設が加盟する県旅館ホテル組合会の調査で8~16日に6万人分のキャンセルが出たことから推計した。  林業被害は14市町村で約7900万円(4日現在)に上ったと発表。シイタケ栽培用のパイプハウスは60棟が損壊し、被害額は計2500万円余。安曇野市では県森林組合連合会の大型テントが壊れて1千万円、下伊那郡根羽村では雪が付着したスギの枝や幹が折れて4300万円余の被害があった。(長野県、信濃毎日新聞社)

PR: 社会に貢献するNPO法人の活動とは-政府ネットTV

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NPOって何?どんな活動をしてるの?知っているようで知らないNPOの活動をご紹介

長野大公立化へ要望書 上田市「早速検討に入る」

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 私立長野大(上田市下之郷)の公立大への転換を目指す学校法人長野学園(嶋田力夫理事長)は6日午前、長野大を運営する同法人を上田市設立の公立大学法人とするよう求める要望書を市に提出した。学園の理事でもある母袋創一市長は「早速検討に入りたい。市や市民にどんな影響があるのかを確認する必要がある」と答えた。具体的な返答の時期は未定とした。  嶋田理事長、長野大の野原光(ひかり)学長ら6人が市役所を訪れ、嶋田理事長が市長に要望書を手渡した。理事長は「これまでも地域の役に立つ大学になることを一番に考えてきた。市の協力をぜひお願いしたい」、野原学長は「市が目指す人材育成の一翼を担いたい」と協力を求めた。  長野学園などによると、公立大学法人になった場合、法人を設立した自治体に毎年度、学生数や学部の種別により地方交付税交付金が配分され、自治体が運営費として法人に拠出する。学園は従来の私学助成金より配分額が高額になると見込んでおり、学費を引き下げて学生数を確保するほか、市と連携した教育の充実を狙っている。  長野大は1966(昭和41)年、当時の小県郡塩田町(現上田市)が出資して「本州大」として開学。74年に長野大に改称。現在は社会福祉、環境ツーリズム、企業情報の3学部があり、学生数は1060人。(長野県、信濃毎日新聞社)

豪雪越えてほころぶ春 天龍でカンザクラ咲き始める

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 下伊那郡天龍村平岡のJR飯田線伊那小沢駅で、ホーム脇にあるカンザクラがほころび始めた。県南部に暖かい日差しが注いだ6日は、冬ごもりの虫がはい出るころとされる二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。村内で最大160世帯340人が孤立する被害をもたらした2月の豪雪を越えて、春が徐々に近づいている。  天竜川を望む日当たりの良い斜面に10本ほどのカンザクラが植わる。枝のつぼみは大きく膨らみ、開き始めた花も数輪見られた。  村振興課によると、2月の冷え込みと豪雪の影響で開花は1週間ほど遅れている。1月中旬から花の進み具合を確認している振興課の宮沢昂平さん(21)は「今年の大雪で折れた枝もあった。それでも、かれんなピンクの花を咲かせてくれたのでほっとしています」。  村は、1本の木に5、6輪の花を確認できた日を開花日としており、数日中にも開花宣言が出る見通しだ。(長野県、信濃毎日新聞社)

アルウィン行き無料シャトルバス 松本山雅、運行計画を公表

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 サッカーJ2松本山雅FCの運営会社は6日、今季無料にするアルウィン(松本市)へのシャトルバスの運行計画を発表した。松本バスターミナル(松本駅前)とアイシティ21(東筑摩郡山形村)に加え、アルウィンへ歩いて30分ほどの無料駐車場「大芝生広場駐車場」からも運行する。  松本バスターミナル発と同広場駐車場発は、試合開始6時間前に運行を開始。商業施設のアイシティ21発は、ほかの客にも配慮して同2時間前に運行を始めるため、スタジアムへの入場開始(試合開始2時間前)には間に合わない=表。  3路線とも、復路は試合終了の1時間半後まで運行する。昨季運行を始めた塩尻市中心部からの送迎バスも無料にするが、事前予約が必要。  シーズンパス所持者らは、ほかの客より30分早い試合開始2時間半前にアルウィンに入場できるが、入場順は今季から同3時間40分前に行う抽選で決める。  運営会社は6日、アルウィン最寄りの「ふれあい広場臨時駐車場」の除雪が進んだため、16日と30日のホーム戦の駐車券(1台1500円)を8日午前10時から追加販売すると明らかにした。(長野県、信濃毎日新聞社)

伊那谷・木曽の魅力満喫、自転車用コース ツアー誘致へ複数検討

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 伊那谷と木曽地域の観光連盟や自治体などでつくる「伊那路・木曽路広域観光連携会議」は、観光客が両地域の魅力を満喫できるサイクリングコース作りを進めている。自転車愛好家らが楽しめるコースを提案し、国内外からサイクリングツアーの客を招く目的だ。6日は、飯田市観光課が中心となって検討してきたコースを関係者が試走した。  同会議は自転車を利用した観光誘客に向け、昨年4月に初めて香港からサイクリングツアーの客を誘致。同11月にはサイクリングツアーガイドの養成講座を開くなど、受け入れ態勢を整えている。  サイクリングコースは、伊那谷と木曽谷を走る5コースほどを検討。上下伊那地方を南北に往復するコース案=地図=は、飯田市の中心市街地から天竜川沿いなどを走って駒ケ根市まで北上し、南・中央アルプスの眺望を楽しみながら飯田市に戻る。計80キロ余りだ。  6日は、多くのサイクリングツアーを手掛ける丹羽隆志さん(48)=埼玉県=や飯田市観光課職員、ガイド養成講座の受講者など8人が、上下伊那を往復するコースのうち70キロほどを約6時間かけて走った。  丹羽さんは「両側に(南・中央アルプスの)大きな山があり、迫力があって素晴らしい」。ほかの参加者からは、車の通行量が多い区間の変更やレベルに応じた参加者の受け入れなどの必要性を指摘する声が出た。  連携会議は今秋、国内客を対象にモニターツアーを行い、香港からは2回目のサイクリングツアーを誘致する予定。飯田市観光課は、この日検証したコースを使って定期的なサイクリングツアーを行いたいとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)

休廃業・解散は533件 13年の県内企業、過去10年間で最多

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 県内企業のうち、2013年中に休業、廃業、解散したのは533件に上り、前年より22・8%(99件)多かったことが6日、東京商工リサーチ長野、松本両支店のまとめで分かった。過去10年間で最多。債務超過に陥っていない状態でも、先行きの見通しが立たず、後継者がいないことなどを理由に事業継続を諦める企業が多い実態が浮き彫りになった。全国の件数は2万8943件で、前年比4・0%増だった。  昨年3月末の中小企業金融円滑化法(返済猶予法)の期限切れ後も金融機関の中小企業に対する支援姿勢が基本的に変わらず、県内では倒産件数は少ない傾向が続いている。ただ、東京商工リサーチ長野支店は「先行きを心配し、早めに事業を畳むケースが多い。『アベノミクス』の効果は中小零細企業まで十分に及んでいないのではないか」としている。  県内の件数の内訳は、建設業が198件で最多。公共事業の増加や住宅需要の回復はあるものの、人手不足や資材価格高騰などを背景に撤退する企業が多いとみられる。ほかの業種は、サービス業などが107件、小売業が79件、製造業が56件などだった。  東京商工リサーチの企業データベースから休業、廃業、解散が判明した分について集計。県内の状況は今回初めてまとめた。(長野県、信濃毎日新聞社)

浅川ダムと小道木2号トンネル 県、工事費増額契約へ

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 県は6日の県会建設委員会で、建設中の県営浅川ダム(長野市)と国道152号「小道木(こどうぎ)2号トンネル」(飯田市)について、当初計画で想定していなかった安全対策などのため、工事費を増額する契約変更が必要となったと説明した。ともに増額分は本年度予算で賄う方針だ。  県は2月定例会に、浅川ダムの工事費を12億7500万円余増の67億3500万円余、小道木2号トンネルは5億5700万円余増の26億900万円余とする契約変更議案を提出している。  浅川ダムは地下水の力でダムが持ち上がるのを防ぐため地下水を遮る工事を進めている。工事に向けて地盤掘削したところ、事前のボーリング調査では見つからなかった地盤の割れ目を確認した。建設作業員の賃金につながる公共事業の労務単価上昇や、材料単価の高騰なども影響した。  小道木2号トンネルは三遠南信道の現道活用区間として整備している「小道木バイパス」の一区間で、延長1196メートル。ボーリングなどの事前調査では地盤が固いとみたが、掘削を進めたところ想定より複雑でもろかったとしている。トンネルを覆うコンクリートを厚くし、地下のコンクリート床を増やすなどして対応する。(長野県、信濃毎日新聞社)

ヒートショック、ご用心 浴室での県警検視330体

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 県警が昨年1年間に検視した遺体2467体のうち、浴室で見つかった遺体は330体に上り、全体の13・3%を占めたことが6日、県警捜査1課のまとめで分かった。検視は事件性が疑われるときに行われるため年間死者のごく一部にすぎないが、330体の内訳を見ると、その約9割が70歳以上の高齢者で冬場に多いという特徴が出ている。専門家は、入浴時の急激な温度変化に伴う血圧の上昇、下降が引き起こす「ヒートショック」が引き金となって死亡したケースが多いとみて、脱衣所の温度を暖房で高くするなどの対策を取るよう呼び掛けている。  330体の発見時期は、最も多いのが1月の54体で、2月が44体、12月が40体、11月が39体と続いた=グラフ。一方、夏場の6~8月は月5~10体だった。遺体の約9割は70~90代の高齢者で、目立った外傷はなく、浴槽内で死亡しているケースが多かったという。  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所の高橋龍太郎副所長(老年医学)は、遺体の特徴などから、ヒートショックで死亡した遺体が多いと推測する。浴槽内で死亡している場合は、寒い場所から風呂に入って急激に上昇した体温を下げようと血圧が下がり、意識障害を引き起こして風呂の水を飲むなどした可能性がある。浴槽の外で死亡している場合は、脱衣所や浴室が寒く、衣服を脱いだ後に寒冷刺激で血圧が急激に上がり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こしたとみられるという。  高齢者100人を対象に入浴前後の血圧を測った実験では、入浴から5分後の血圧は平均で約30下がったといい、高橋副所長は「血圧の変化が激しいお年寄りはヒートショックで死亡する危険性が高い」と指摘。脱衣所の温度は約20度にし、風呂の温度は体温とあまり差のない41度以下が望ましいとしている。  県厚生連鹿教湯三才山(かけゆみさやま)リハビリテーションセンター三才山病院(上田市)の泉従道(よりみち)副院長は「もともと心臓などに持病を抱えているお年寄りは多く、血圧の急変で心筋梗塞が起きやすい」とし、入浴時に足から少しずつ上の方にかけ湯をするのも予防策になるとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)


信大教育学部入試、出題ミス 化学の問題 合否には影響せず

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 信州大教育学部(長野市)は7日、2月25日に実施した入試前期日程の「化学」の問題で「立体異性体」とすべきところを「構造異性体」と表記した出題ミスがあったと発表した。7日午前、同学部で記者会見した平野吉直学部長は謝罪した上で、「合否に影響はない」と述べた。  ミスがあったのは、学校教育教員養成課程の現代教育、理科教育、ものづくり・技術教育の3コースで計46人が受けた試験。6日に県内の予備校関係者から「この言葉では問題が解けない」との指摘があり発覚した。  同学部によると、関係する設問は2問。150点満点で最大6点の差が出る。同学部は6日午後4時に予定通り合格者を発表した後、この2問について全員を正解として採点し直したが、合否に影響はなかったという。  問題は学部内で計4回チェックしているが、ミスを見抜けなかった。平野学部長は「受験生や関係者に多大な迷惑を掛けた。深くおわびする」と謝罪。教育学部は7日、出題ミスについて学部のホームページでも公表した。  今後は点検の際、専門的な知見を持った教員を増やすなどチェック態勢を強化するとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)

長野医療技専、四年制大学申請へ 15年開学目指す

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 長野医療技術専門学校(長野市川中島町)を運営する学校法人四徳学園(北沢俊美理事長)が、四年制の「長野保健医療大学」(仮称)の2015年4月開学を目指し、今月中に文部科学省に大学設置を申請することが6日、分かった。現在の専門学校の募集は14年度で停止し、認可されれば校舎を増改築して大学のキャンパスとする方針だ。  同専門学校は四年制。身体の機能回復訓練などを補助する理学療法士と、日常的な動作を通じて心身の障害の回復を促す作業療法士の資格が取得できる。申請を予定する大学も、保健科学部を設け、理学療法学専攻と作業療法学専攻で構成するリハビリテーション学科を置く方針。少子化による大学進学志向の高まりや、介護現場などでのリハビリテーションへの需要増などが大学移行の背景にあるとみられる。  四徳学園によると、大学の定員は各専攻40人ずつとし、専門学校と同じく4学年で320人を予定。15年度に開学した場合、専門学校の14年度入学生が卒業する17年度をもって長野医療技術専門学校を廃止する方針だ。  文科省大学設置室によると、15年度の開校を見据えた大学新設の申請受け付けは今月末が締め切り。同省の大学設置・学校法人審議会が今秋までに適否を審査し、文科相に答申する。  県医療推進課によると、県内の大学・専修学校で理学療法士と作業療法士の資格取得ができる教育課程があるのは信州大医学部(松本市)と長野医療技術専門学校の2校。理学療法士のみだと、信州リハビリテーション専門学校(塩尻市)に資格取得の課程がある。  県内には現在、長野大(上田市)、佐久大(佐久市)、清泉女学院大(長野市)、信大(本部・松本市)、松本大(松本市)、諏訪東京理科大(茅野市)、県看護大(駒ケ根市)の四年制大学7校と、六年制の松本歯科大(塩尻市)がある。このほか、県は県短期大(長野市)を四年制化した県立大の18年度開学を目指している。(長野県、信濃毎日新聞社)

公立大移行「16年度に」 長野大学長、会見で意向

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 学校法人長野学園(嶋田力夫理事長)が運営する私立長野大(上田市下之郷)の公立大への移行をめぐり、長野大の野原光(ひかり)学長は6日、市役所で記者会見し「開学50周年を迎える2016年度に実現できればありがたい」との考えを示した。  同法人を上田市設立の公立大学法人とするよう求める要望書を市に提出した後、会見した。野原学長は、公立化した場合の学費を「(現行より)かなり安くしたい」と説明。「市に財政負担をお願いすることはない」とあらためて強調した。  長野学園が公立大学法人になった場合、上田市に地方交付税交付金が配分され、市は運営費交付金を法人に拠出する。学園は本年度に約1億6千万円だった私学助成金よりも高額を得られると見込んでいる。  県が県短期大(長野市)を四年制化して新設する予定の県立大や、県内の私立大との関係について、野原学長は「互いに手を携え、県内高校卒業者の県内大学進学率を上げられるよう努力したい」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)

野辺山で-25.3度 3月の観測史上最低

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 県内は7日、冬型の気圧配置の影響で寒気が入り、南佐久郡南牧村の野辺山で、全国で最も低い氷点下25・3度(平年比16・7度低)を観測した。県内の多くの観測地点でも、最も寒い時期を下回る厳しい冷え込みとなった。  標高1350メートルに観測地点がある野辺山の最低気温は今季最低で、3月として観測史上最低だった。JR小海線野辺山駅の周辺では7日の午前中、近くの商店経営者らが、6日夜から7日朝にかけて降った雪をかいた。タクシー運転手は「ラジオで全国一寒かったと聞いて驚いた」、駅近くのスーパーを訪れた60代の女性は「毎日寒いから、とりわけ寒くは感じなかった」と話していた。  このほかの地点の最低気温は長野氷点下6・0度(平年比4・1度低)、諏訪同8・0度(同5・1度低)、飯田同5・3度(同4・3度低)、軽井沢同13・1度(同6・7度低)などだった。  長野地方気象台によると、8日も冬型の気圧配置が続くが、午後から次第に弱まる。北部は曇りで昼すぎまで時々雪。中南部は晴れて朝晩曇る。(長野県、信濃毎日新聞社)

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