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ホワイトデーの夜、温かな光で彩り 木曽町三岳

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 木曽郡木曽町三岳の住民組織「三岳地域自治協議会」が14日夜、道の駅三岳の敷地内でキャンドルをともす初の「ホワイトデーキャンドルナイト」を開いた。2月14日のバレンタインデーに開催予定だったが大雪で断念し、1カ月遅れの開催となった。約600個のキャンドルを点灯させ、一帯を温かな光で彩った。  イベントの少ない冬の夜を楽しもうと企画。地元の中学生や住民らがペットボトルを使い、キャンドルの台を手作りした。キャンドルはハート形に配置したり、道を作ったりし、住民ら約100人で点灯。「きれい」と歓声を上げ、眺めを楽しんだ。  本来は雪の上に置いて点灯する計画でいたが、積もっていた雪はほとんど解けた。協議会の総務福祉部会長を務める三並俊晴さん(64)は「それでも眺めは最高。イベントができて良かった」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


諏訪地方の「音」を楽しむイベント 茅野市美術館、16日から

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 祭りのにぎわい、川のせせらぎ、稲刈りの音、霜を踏んで歩く音…。茅野市美術館は16日から23日まで、「諏訪地方の音」をテーマに市民らから募った千余りの音源を使い「音の展示」やコンサートを楽しむイベント「音風景の可能性」を開く。何げない日常の「音」から地域を見つめ直すユニークな試みだ。  同館は2008年度から12年度にかけ、地域の音をテーマにしたワークショップ(参加型講習会)を計20回開催。参加した人に録音機を貸し、さまざまな音を持ち寄ってもらった。集まった音源は計1017。豆腐店のラッパや黒曜石が割れる音といった変わり種もある。  今回は「音風景」と名付けた一連の音源を活用。16~23日に美術館企画展示室で開く「音の展示」は、室内のスピーカーから多彩な諏訪地方の音が流れ、照明の効果と合わせて一つの「風景」を演出する。16日午後3時からは、京都市を拠点に活動するダンスグループ「モノクロームサーカス」の上演もある。  23日午後1時半からは茅野市民館マルチホールで、国内外の作曲家4人が「音風景」の音源を使って創作した音楽作品を初上演。同日午後4時からは同じ場所で、音環境デザイナーの庄野泰子さんや日本文化デザインフォーラム理事長の水野誠一さんらによるシンポジウムがある。  期間中、市内などの協力店舗では「音風景」を録音したCDを流す。担当者は「5年かけて集まった音を聞くことで、地域の新たな魅力に気付いてもらえると思う」と話す。各イベントは無料。問い合わせは市美術館(電話0266・82・8222)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)

デジタル地図を手に、伊那谷の遺産巡り 制作委がアンドロイド版開発

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 伊那市立図書館や住民らでつくる「高遠ぶらり制作委員会」は、地図を情報端末に映して散策できるソフト「高遠ぶらり」の「アンドロイド版」を開発した。国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)と共同で、主に伊那谷の治水や砂防の遺構などを紹介する「デジタルガイドマップ」も作成。従来のiPad(アイパッド)とiPhone(アイフォーン)、米グーグル社の基本ソフト「アンドロイド」搭載機種の両方で見られるようにした。  同事務所は、自然災害に向き合った先人の足跡を防災教育や地域振興に生かそうと、「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」を進めている。有識者らの委員会がこれまでに、堤防や街道、祭りなど98件を「遺産」に選んだ。  同マップは、天竜川の河岸段丘など伊那谷に特徴的な地形が分かる鳥瞰図(ちょうかんず)。遺産のうち、岡谷市の「びったら橋」、伊那市高遠町の美和ダムなど89件の関係する場所をクリックすると、写真や歴史的背景の説明が見られる。衛星利用測位システム(GPS)機能で現在地も分かる。  制作委は高遠の城下町の古地図や、南アルプスジオパークの見どころの地図を作り、高遠ぶらりの内容を充実させてきた。事務局の諸田和幸さん(29)は「機種を問わず多くの人に使ってもらえる。地域の人にいろいろな形で活用してほしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)

「深層崩壊」から命を守ろう 飯田市南信濃で検討会始まる

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 豪雨などで山が地下深部から崩れる「深層崩壊」の危険性がある中山間地で、住民たちが災害から身を守る方法を考える「土砂災害・深層崩壊から『命』を守る検討会」が、飯田市南信濃の池口・大島集落(37世帯82人)で始まった。避難方法などを検討するために市が初めて企画。初回の13日夜は住民ら約20人が集会所に集まり、地図を見ながら危険箇所や避難場所について意見を出し合った。  同市南信濃・上村には深層崩壊の危険度の高い場所が多いことが、国土交通省の調査で示されている。  この日は、過去の記憶から土砂崩れや鉄砲水などが起きた場所を挙げ、メモ用紙に書き込んで地図に貼り付けた。危険な場所が一目で分かるようにし、どうやって避難するかを考えた。  検討を進めると、集落の幹線道は土砂崩れで通れない恐れがあると判明。1人暮らしの高齢者が多いため、参加者からは「近所同士で相談して助け合うのがいい」との意見が出た。検討会について、参加した針間道夫さん(65)は「防災意識を高めるために効果がある」と話していた。  2回目は25日に予定。4~5月にも3回目を予定している。飯田市は今後、住民の意見を基に危険な場所や避難場所をまとめた地図を作成。住民たちは地図を使って防災学習を深めていく。(長野県、信濃毎日新聞社)

コンビニで「まちかど健康相談」 松本市とローソンが連携

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 松本市とコンビニエンスストアのローソン(本社・東京)が連携して14日、同市のローソン松本石芝店で「まちかど健康相談」を初めて開いた。買い物客を対象に、保健師と健康運動指導士が最大7人で血圧や体脂肪を測ったり、相談に乗ったりした。  昨年11月に市とローソンが締結した健康づくりに関する協定に基づく取り組み。市は気軽に立ち寄ってもらえる環境をつくり、がん検診などの受診率向上につなげたい考えで、店舗を「マチの健康ステーション」と銘打つ同社と連携することにした。  この日は、多くの市民が相談に列をつくった。訪れた同市神林の大川富子さん(81)は「どこも悪くなかった。17年間スポーツクラブに通って泳いだり運動したりしている。おしゃれや友達とのおしゃべりも健康の秘訣(ひけつ)」。同市南原の主婦(37)は「働いていた時は健康診断を受ける機会があったけれど、専業主婦になると毎年受ける機会がない。数値はおおむね良好で良かった」と話していた。  ローソンは6~7月ごろにも松本市内10店舗ほどで「まちかど健康相談」を実施したいとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)

小澤さんの指揮に迫力の音 SKF出演の音楽塾、横須賀で通し稽古

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 松本市で毎夏開かれるサイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本に出演する小澤征爾音楽塾によるオペラ「フィガロの結婚」の通し稽古が14日、神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場であり、関係者に公開された。SKF松本の小澤総監督(78)が元気に指揮する姿を見せた。  演目はモーツァルトの歌劇で、オーケストラと歌手がともに客席から見える位置で演じ、表現を凝縮する形式「オペラ・ドラマティコ」で上演する。  小澤さんは米メトロポリタン歌劇場の指揮者テッド・テイラーさんと交代で指揮。滑らかに、時に緊張感をみなぎらせて手を動かし、楽団から迫力ある音を引き出した。  音楽塾は若手音楽家の育成を目的に2000年に発足。SKF松本で若手演奏家たちは、県内の小学6年生を対象にした「子どものための音楽会」などを担当している。SKFに参加したことがあるバイオリン奏者の真柴ゆり杏(あ)さん(24)は終演後、「小澤さんは音楽の流れが体から出ていて自然に伝わってくる。エネルギーがすごい」と話していた。  16日によこすか芸術劇場、19日に愛知県芸術劇場、22日に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、26日に東京文化会館で上演する。(長野県、信濃毎日新聞社)

AC長野、天皇杯出場決定 シード選出方法の変更で

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 サッカーの第94回天皇杯全日本選手権(7月5日開幕)に、今季J3で戦うAC長野パルセイロがシードチームとして出場することが14日までに決まった。シード選出方法の変更により、前回大会でアマチュアカテゴリー最優秀成績の1チームがシードされることになり、日本サッカー協会はJ1名古屋やJ2北九州を破りベスト16に進出したAC長野を選んだ。  このため、県内からはAC長野のほかJリーグシード枠(40)のJ2松本山雅FCと、県予選を兼ねた県選手権の優勝チーム(都道府県代表枠)の計3チームが出場する。県サッカー協会によると、3チームの天皇杯出場は初めて。  昨年までは、JFLでリーグ戦前半戦終了時点で首位のチームを選んでいた。アジア・カップが来年1月に開かれる影響で、天皇杯恒例の元日決勝は、第94回大会は12月13日に前倒しされる。このため天皇杯の1回戦は従来より2カ月弱早まり、日本協会は「今季のJFLやJ3の暫定成績からチームを選ぶのが困難になった」とシード選出方法の変更理由を説明した。  AC長野の美濃部直彦監督は「もともと(自力で)出場するつもりだったが、昨年の成績が評価されて出られるのはうれしいこと」と話した。  県勢の出場チーム枠が広がったことについて、北信越リーグ1部に所属するアルティスタ東御の堺陽二監督は「一戦一戦挑戦して県代表を目指す」とし、同じ1部の上田ジェンシャン・原田葵監督も「本大会出場の大きなチャンスをつかみたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)

県有林を教育の場に 県と成城学園が連携協定

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 県は14日、学校法人成城学園(東京)が県有林を教育に使用するための連携協定を結んだ。ネーミングライツ(命名権)制度を活用し、学園が県に命名権料を支払って県有林の一定区域を「成城学園の森(仮称)」とし、同学園の児童生徒が自然に親しむ場とする。県林務部は、ネーミングライツ制度を使って公有林を教育の場にするのは全国初としている。  対象の県有林は、同学園創立者で京都帝国大総長などを務めた沢柳政(まさ)太郎(1865~1927年)が松本市出身という縁もあり、同市の入山辺(いりやまべ)県有林(約557ヘクタール)が候補となっている。県と同学園は、対象地として数ヘクタールを絞り込んだ上で、使い方や名前、命名権料などを定める別の協定を2014年度以降に結ぶ予定。同学園は植樹や間伐、キノコ栽培、環境教育などへの活用を検討している。  県と同学園が14日に結んだ協定には、相互に連携や交流を深め、地域社会の発展や人材育成につなげることなどを定めた。この協定に基づき、14年度に着工を予定する同学園記念講堂の改修では、県産カラマツ22トンを内装に使う。  同学園はこれまでも県内でスキーや登山などの体験学習をしている。油井雄二学園長は県庁で開いた協定の締結式で「長野県の自然環境を生かし、子どもたちを育むことに尽力したい」と述べた。阿部守一知事は「豊かな環境を活用していろいろな取り組みを進めてほしい」とした。(長野県、信濃毎日新聞社)


松本に未知の大規模断層、活断層の可能性も 信大グループが調査

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 信州大の研究者らでつくる「信大震動調査グループ」(代表・小坂共栄信大特任教授)は14日、松本市内に活断層の可能性の高い未知の大規模断層が少なくとも三つあることを明らかにした。微小振動(微動)の伝わり方を調べて地下構造を探査。市街地一帯の地盤の軟らかさをまとめた「揺れやすさマップ」も作り、松本駅周辺が揺れやすいことを示した。共同調査した市は今後の防災に役立てる。  新たに推定されたのは、糸魚川―静岡構造線活断層帯の一部「松本盆地東縁断層」の県松本合同庁舎付近からさらに南へ延びる断層、松本城の西側を通る「松本断層」の薄川以南に少なくとも6キロほど延びる断層、新村、和田地区を縦断する断層。最も西の新村などを通る断層は、同グループが来年度調査を始める予定の大町市や、塩尻市に延長する可能性があるという。  いずれも2011年6月30日に市内で最大震度5強を観測した地震の原因とされる活断層や、牛伏寺断層よりも規模が大きい。ただ、断層の総延長や、地震発生周期などは分からず、被害想定には至っていない。  松本盆地には砂利などの層が堆積し、その下の地盤構造は分かっていなかった。微動を高感度地震計で観測するなどし、規模が大きくない断層も複数推定できた。  14日に市役所で会見した信大理学部の原山智教授(地質学)は「11年6月の地震より規模の大きな断層があるとみられることは驚きだ。周辺各市に理解を得て今後の調査が必要だ」と指摘する。  「揺れやすさマップ」は、同グループと松本市が共同で12~13年度、県や市から収集した約2千カ所のボーリングデータを解析した。  小坂特任教授は「今後の防災を考える上で有効なデータをまとめられた」。市危機管理部の青木敏和部長は「市ホームページで公開する。市民に自分の住む場所の地盤を知ってほしい」としている。  調査結果は16日午後1時半、同市Mウイングで開く市民向け防災セミナーでも報告する。(長野県、信濃毎日新聞社)

県の14年度当初予算案可決 県立大で4議員、浅川ダムで6議員反対

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 県会は14日、本会議を開き、総額8491億円の2014年度一般会計当初予算など県側提出の80議案を原案通り可決した。議長を除く出席議員55人のうち、10人が当初予算案に反対。このうち4人は、教育課程が競合するとして松本大(松本市)が見直しを求めている県立大の施設設計関連費用が計上されていることを反対理由に挙げた。  県立大基本構想を理由にした反対者は、自民党の清沢英男氏(東筑摩郡)、知事与党の第2会派改革・新風の下沢順一郎氏(松本市)、無所属改革クラブの永井一雄氏(須坂市・上高井郡)と小林東一郎氏(中野市・下高井郡)。阿部守一知事の与党的会派で、民主、社民両党の議員らでつくる改革・新風から、阿部県政が組んだ予算案に反対者が出たのは、2010年の知事就任以来、初めて。  このほか、共産党県議団(6人)は浅川ダムの建設費が計上されていることを主な理由に当初予算案に反対した。  反対討論した小林氏は「私大との溝も埋まらない状況の中で施設関連の準備が着々と進められ、既成事実の積み上げが図られようとしていることに納得がいかない」と述べ、基本構想の再考を求めた。  共産党と無所属改革クラブなどは、浅川ダムの建設継続に反対する立場から予算総額を16億円減らし、8475億円に改める修正案を提出したが、賛成少数で否決された。  本会議では、阿部知事の公約に基づき中小企業振興策の基本理念などを定めた中小企業振興条例案、県の契約に関する条例案などを可決した。  県立大基本構想をめぐっては、松本大が管理栄養士養成課程との競合などを懸念。松本大の同窓会員らでつくる「新県立大学基本構想の見直しを求める会」が11万人分を超す署名を、県や県会に提出している。(長野県、信濃毎日新聞社)

伊那北など県内小学校で卒業式始まる 6年間の思い出を胸に

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 県内の小学校で15日、本年度の卒業式が始まった。伊那市伊那北小学校では、ブレザーなどに身を包んだ卒業生101人が出席。久保田之義校長から卒業証書を受け取り、親しんだ学びやに別れを告げた。  式で在校生は運動会や音楽会、児童会活動などを振り返り、「6年生が築き上げてきた伝統を受け継いでいきます」と感謝の言葉を述べた。卒業生は「私たちはこれからも自分を信じ、仲間を信じて精いっぱい頑張ります。ありがとうございました」と応じ、「旅立ちの日に」を合唱した。  6年1組の宮下隼人君(12)は「クラスの仲間や小学校と離れるのは寂しいけれど、中学校で部活などを頑張るために前に進みたい」と話していた。  県教育委員会によると、県内の公立小学校の卒業式は、15日の33校を皮切りに20日までで、ピークは18日の168校。公立中学校はピークが18日の107校で、19日まで。(長野県、信濃毎日新聞社)

原発事故の被災体験知ろう 箕輪町で「語り人」招き

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 東京電力福島第1原発の事故で避難を余儀なくされている福島県富岡町の住民を招いた「富岡町を語る会」が15日、上伊那郡箕輪町で開かれた。同県郡山市の仮設住宅で暮らす4人が、事故当時の様子や現在の生活を説明。「被災地のことをいつも見て、分かってくれる人がいて、一緒に考えてもらうことが一番の支えになる」と訴えた。  富岡町は第1原発の20キロ圏内にあり、全域が避難区域。同町社会福祉協議会は本年度、東日本大震災や原発事故を伝える住民を「語り人(べ)」として登録し、被災体験を語り継ぐ事業を始めた。箕輪町を訪れた4人も語り人になった。  畜産業と農業を営んでいた遠藤友子さん(68)は、原発事故直後の避難時はすぐ帰宅できると思っていたという。飼っていた牛12頭は全て死に、「どうすれば牛を助けられたのか、3年たった今でも分からない」。帰れない自宅は傷みが進んでいるといい、「人が住んでいるから家、みんなが暮らしているから町なんだと感じている」と語った。  「語る会」は、仮設住宅を訪問して支援を続ける箕輪町民らの実行委員会が企画。約300人が参加した。(長野県、信濃毎日新聞社)

県宝「木造不動明王立像」、修復終え諏訪で公開

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 諏訪市博物館で15日、県宝「木造不動明王立像(りゅうぞう)」の特別公開が始まった。鎌倉時代前期の名仏師、運慶の流れをくむ「慶派」の作品とされ、諏訪市の仏法紹隆寺が所蔵。2月に修復作業を終え、輝きを取り戻した仏像を多くの市民らが鑑賞した。  眉をつり上げた憤怒の形相の仏像は高さ42センチ。2003年に県宝に指定された。昨年始めた修復作業で折れていた右手首を接合。炎のような形の「光背(こうはい)」を台座に据え付け直した。汚れも拭き取り、水晶でできた目玉は白目がはっきり分かるようにした。  同寺は修復に先立ち、博物館「神奈川県立金沢文庫」(横浜市)の協力で仏像をエックス線で調査。内部にへらのような形の「像内納入品」があるのを確認した。市博物館は「調査が進めばさらに価値が高まる可能性がある。きれいになった像を多くの人に見てほしい」と話している。  特別公開は5月6日まで。入館料は一般300円、小中学生150円。4月29日に金沢文庫の主任学芸員が講演する。聴講申し込みは4月6日から市博物館(電話0266・52・7080)で受け付ける。(長野県、信濃毎日新聞社)

2月から姿見えぬコウノトリ、上田から千葉に移動

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 昨年秋に上田市に飛来してとどまり、今年2月中旬ごろに姿が見えなくなった国特別天然記念物コウノトリが、千葉県内で最近目撃されたことが分かった。日本野鳥の会長野支部の前支部長小柳守男さん(76)=上田市上田=は、「雪などのため、上田の川や池で餌を食べられなくなって移動したのではないか」と話している。  コウノトリは雌で、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷(さと)公園が放鳥した雄と中国大陸から飛来した雌の間に2011年、同市で生まれた。昨年10月上旬に上田市で確認され、塩田地域の池や同市小泉の浦野川などを行き来する様子が毎日のように目撃された。上田市森林整備課によると、2月12日に上田橋から100メートルほど上流の千曲川左岸近くで確認されたのを最後に、目撃情報がなくなった。  千葉県で目撃したのは、成田空港に近い同県多古町(たこまち)の飯田耕一さん(65)。3月6日に自宅近くの水田で見つけ、義弟の加藤清一さん(66)が駆け付けて撮影した。足輪で上田市にいたコウノトリと確認された。  飯田さんは「逃げないかと心配だったが、近くを車が通っても動じず、何かを食べていた」と振り返る。その後は見かけないという。(長野県、信濃毎日新聞社)

新幹線「E7系」、初日上下7往復の運転終了

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 春のダイヤ改正に合わせ15日午前、長野新幹線区間で営業運転を始めた新型車両E7系は同日夜、初日の上下7往復の運転を終えた。JR東日本長野支社(長野市)によると最高級座席グランクラス(18席)やグリーン車を中心に16日までは満席や満席に近い便があるが、17日以降は普通車指定席を含め若干余裕があるという。  JR東日本の冨田哲郎社長は15日のE7系上り1番列車の出発後、長野駅で報道陣の取材に応じ、「1年後には金沢に延伸する。延伸を機に長野と北陸や近隣地域が結び付きを強めて、地域の発展や観光振興につながることを祈っている」と述べた。  2月14、15日の記録的豪雪の影響で中央東線や小海線などで列車の運休、遅れが相次いだことに関し「地元の皆さまに大きなご迷惑をおかけした」とあらためて陳謝。「(延伸後の)新幹線は当然、在来線も含めて今後は機材の配備や要員の配置を万全にする。運行の安全と安定した輸送を提供する」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)


bjリーグ 信州は岩手に快勝

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 bjリーグは15日、各地で9試合を行った。東地区4位の信州ブレイブウォリアーズは千曲市戸倉体育館で同地区3位の岩手ビッグブルズと対戦し、93―74で快勝した。通算成績は25勝14敗。順位は4位のままだが、岩手とのゲーム差を3に縮めた。  信州は第1クオーター(Q)に仲西の2本の3点シュートなどで21得点を挙げて4点のリードを奪った。第2Qは、厳しい守備でインサイドを固めて相手のミスを誘い、速攻や3点シュートを確率良く決めて加点。43―33で前半を折り返した。第3Qも3本の3点シュートなどで26点を奪って点差を広げ、第4Qも突き放した。  信州は16日午後2時から同体育館で岩手ビッグブルズと第2戦を行う。(長野県、信濃毎日新聞社)

「伊那谷に第2県庁を」、タウンミーティングで提案

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 上伊那広域連合などは15日、阿部守一知事を招いて伊那市で「上伊那タウンミーティング」を開いた。リニア中央新幹線の県内駅位置が飯田市に計画されるなど、南信地域が「県の南の玄関口」になるとして、伊那谷への第2県庁設置を求める提案があった。知事は「考え方としては共感する」とし、「どういう形で実現すれば本当に効果的になるのか研究しなければいけない」と述べた。  駒ケ根市議会の三原一高副議長が、リニア開業などで地域に大きな変化や広域的な共通課題が生じることが考えられるとした上で「県庁が北に偏り過ぎていると感じる」と指摘。「地方事務所単位ではなく、広域的に統括する行政機関が必要」と主張した。  知事は「県庁との距離が遠いと感じている方が多いのは事実」と説明。他の地方事務所とは権限が異なる現地機関の設置や、副知事に南信担当を置くといった対応を例に、「いろいろな形のやり方があり得る」とした。  タウンミーティングには、上伊那地方の市町村長、県議、経済団体代表ら約70人が出席した。(長野県、信濃毎日新聞社)

松本山雅とAC長野サポーター、ホーム戦「応援準備万端」

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 地元での今季初戦が近づいたサッカーJ2松本山雅FCと、J3リーグ(J3)AC長野パルセイロのサポーターが15日、それぞれ試合が行われる競技場を清掃した。16日に山雅のホーム開幕戦がある松本市のアルウィンには、山雅後援会の呼び掛けでサポーター約150人が集まった。  山雅後援会が年1、2回実施している「日本一気持ちのいいスタジアム大作戦」で、サポーターはスタンドの座席を拭いたり、通路のごみを取り除いたりした。松本市梓川小学校2年の上兼和(うえがねなごむ)君(8)は「きれいになって楽しく応援できそう。絶対に勝ちたい」と意気込んでいた。  2月の大雪の影響が心配されたピッチも鮮やかな芝が広がった。昨年に比べて状態が良く、緑も濃いといい、伊那市東部中3年の伊藤和哉君(15)は「雪の影響を心配していたが良かった。3連勝で波に乗りたい」と話していた。  佐久市民でつくるAC長野のサポーター組織「パルサポ千曲川佐久支部」は、23日にAC長野が県内での今季初戦を戦う同市の佐久総合運動公園陸上競技場で雪かきや観客席の掃除をした。  支部のメンバー以外の約20人を合わせ、計30人ほどが参加。グラウンドの日陰や駐車場に残った雪を片付けたり、観客席をぞうきんで拭いたりした。父親と参加した長野市三本柳小5年の伝田智也君(11)は「パルセイロは格好いい。気持ちよく観戦してもらうために、ボランティアに来た」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)

BC信濃、悲願のV目指す 浜松で1次キャンプ

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 BCリーグの信濃グランセローズは15日、浜松市の浜松球場で1次キャンプをスタートした。県外で行うキャンプは、高知県で実施した昨年に続き2度目。悲願の初優勝を目指し、20日まで本格的な実戦練習を行う。  13日に合流したルーク投手とトラビス捕手を含めた全32人が参加した。グラウンドをお神酒と塩で清めた後、全員でウォーミングアップ。グラウンドを使った練習は今季初めてにもかかわらず、投内連係や内外野の中継プレー、走者を置いたケース打撃など、約4時間の練習は最初から最後まで実戦的な内容だった。  大塚監督は「さまざまなシチュエーション(状況)の中で何を考えて実践するかが大切。気持ちよく打つだけの練習は試合に結び付かないし、時間の無駄でしかない」と説明。中野市屋内運動場で続けてきた合同自主トレも実戦につながる練習内容が中心で、「室内でやってきたことがグラウンドでもできている。初日の割に動きも良かった」と満足げにうなずいた。  16日は地元社会人の浜松ケイスポーツクラブ(静岡)との練習試合を予定。先発予定の門中らがブルペン入りし、今季初の練習試合に備えた。(長野県、信濃毎日新聞社)

雪で倒壊のハウス撤去助成、佐久市「地域実態に合わぬ」

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 2月の豪雪被害の政府調査団は15日、佐久市の県佐久合同庁舎を訪れ、阿部守一知事や柳田清二市長と意見交換した。市側は、雪で倒壊したパイプハウスの撤去費助成について、農林水産省が示した基準単価は地域によっては実態に合わない―と指摘。これに対し、調査団長の西村康稔内閣府副大臣は取材に「(農水省に)柔軟な対応を要請したい」とした。  意見交換は非公開。会合後の取材で柳田市長は、基準単価のうち、ハウス撤去を業者に頼んだ場合は1平方メートル当たり290円が助成されるが、「市の調査では、この範囲内で対応できる農家はほとんどない」とした。市内で使われているハウスのパイプは寒冷地仕様で直径が太く、撤去や運搬の費用もかさむという。  意見交換では、国道などの幹線道路で多くの車が立ち往生したことへの対応も話し合った。阿部知事は取材に「どの路線を最優先に開通させるかの方向性を、政府に出してもらいたいと話した」と述べた。西村副大臣は「道路の除雪については、今回の提案を踏まえて対応改善に当たりたい。(パイプハウス撤去費助成の)基準単価は、工夫ができるよう、農水省がさらに実態調査をしている。できるだけ農家負担が少なくなるよう対応したい」とした。  今回の大雪による政府の調査団派遣は、東京・山梨、埼玉に続き3回目。この日は群馬県内も視察した。(長野県、信濃毎日新聞社)

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