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フキノトウ1株から36個! 駒ケ根市の「チャンピオン」に認定

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 駒ケ根市南割の畑で1株のフキノトウが36個のつぼみを付け、市は18日、どんな分野でも一番を表彰する市民チャンピオンのうち、「たくさんつぼみの付いたフキノトウ」に認定した。市企画課によると、市民チャンピオンでは初の分野。  南割の堺沢武司さん(82)が盆栽用に購入して育てた株を、十数年前に近くの農業男性(65)の畑に株分けした。堺沢さんによると、一つの株からまとまってつぼみを付ける品種。十数個付けた年もあったが、「これほど多いのは初めて」と驚く。堺沢さんが市民チャンピオンに申請した。  この冬は雪が多かっただけに、「春の訪れを実感する」と堺沢さん。男性は「生えた場所の土の状態が良かったのだと思う。旬の味をてんぷらにして食べるのが楽しみ」と喜んでいた。(長野県、信濃毎日新聞社)


甲子園のスタンドで同窓会へ 1954年選抜Vの飯田長姫高部員ら

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 1954(昭和29)年の第26回選抜高校野球大会で初優勝した飯田市の飯田長姫高校(現飯田OIDE長姫高校)の当時の野球部員ら約20人が、優勝から60年の節目に合わせ、21日に第86回選抜大会が開幕する阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)のスタンドで「同窓会」を開く。全国制覇を果たした思い出の地で、旧交を温める計画だ。  同窓会は大会優勝投手の光沢毅さん(77)=諏訪市=らが発案。当時の出場メンバー5人や後輩の同校野球部OB、知人らが23、24日に球場を訪れ、試合も観戦する。長姫高校に残る優勝旗のレプリカも持参する予定という。  光沢さんは身長160センチに満たない体で選抜の4試合を1人で投げ抜き、通算1失点と大活躍。「小さな大投手」と呼ばれた。明治大や諏訪郡下諏訪町の三協精機(現日本電産サンキョー)で選手として活躍、両野球部の監督も務めた。87年に交通事故で重傷を負い、両目を失明した。  光沢さんが当時のメンバーと会うのは十数年ぶり。「既に他界したメンバーもおり、長姫高の名も高校統合で変わった。優勝から60年を一つの区切りに甲子園で集まろうと考えた」と話す。  右翼手として選抜に出場した久保田卓男さん(77)=飯田市=は「当時のことを知っている人も少なくなった。メンバーはみんな年を取り、元気に再会できることだけが楽しみ」と心待ちにしている。(長野県、信濃毎日新聞社)

J2ジュビロで挑む夢 佐久の小6・小林樹君、U―15入団へ

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 佐久市切原小学校6年の小林樹(いつき)君(12)が、サッカーJ2ジュビロ磐田(静岡県磐田市)の育成組織「U―15」に合格し、4月からJリーガーになる夢に向かって一歩を踏み出す。U―15は中学1~3年がそれぞれ十数人所属し、3年間練習を重ねる。ジュビロ磐田広報によると、今年4月に県内から加わるのは小林君だけ。  昨年秋の選抜会では小林君を含む18人が合格した。U―15では高校生のU―18と連携した指導を受けることができ、実績次第で中学卒業後にU―18に上がる可能性もある。  小林君は磐田市で生まれ、3歳で佐久市へ移り住んだ。そのころからボールを蹴って遊ぶようになり、小学2年で小中学生のサッカーチーム「FCシンカーズ」(佐久市)に入団。週4、5日練習し、6年になってからは中学生の練習に合流して技術を向上させた。  プロサッカー選手になる夢をかなえるため、小林君は「生まれた磐田市のチームだから1番好き」というジュビロ磐田の選抜会に参加。昨年9~11月に計4回の選考を経て合格した。今月29日に磐田市へ引っ越し、地元の中学校に通いながら指導を受ける。  ポジションはミッドフィルダーで、トップ下などが得意という。FCシンカーズ総監督で、元Jリーガーの伊藤優津樹さん(39)=佐久市=は「意外性のあるプレーが持ち味」と期待。小林君は磐田のトップチームでプレーすることを目標に掲げ、「チームメートを生かすプレーはもちろん、自分自身でゴールを狙えるところをアピールしたい」と意気込んでいる。(長野県、信濃毎日新聞社)

県スポーツ特別栄誉賞 上村愛子・狩野亮に

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 県は18日、ソチ冬季五輪フリースタイルスキー女子モーグルで4位に入り、長野五輪から5大会連続入賞した上村愛子(34)=北野建設=と、ソチ冬季パラリンピックのアルペンスキー男子スーパー大回転座位でバンクーバー大会から連覇した狩野亮(28)=マルハン・長野市=に、県のスポーツ選手表彰で最高賞の「スポーツ特別栄誉賞」を贈ると発表した。  同賞はこれまで、五輪・パラリンピックの2度の大会で金メダルを獲得した3選手に授与している。上村は五輪でメダルに届かなかったものの、冬季五輪での日本選手の最多連続入賞を更新し、長年にわたり日本のトップ選手として活躍してきたことを評価した。  県はこのほか、上村と狩野を除きソチ五輪・パラリンピックに出場した県関係30選手に「スポーツ栄誉賞」を贈る。ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで銀メダルの渡部暁斗(北野建設)、ジャンプ男子団体で銅メダルの竹内択(北野建設)を含む入賞者12人にはスポーツ栄誉賞とともに知事表彰も贈る。  スポーツ栄誉賞は従来、五輪・パラリンピック初出場時だけ県関係選手に贈っていたが、今回から再出場も含め表彰することにした。五輪選手の表彰式は今月27、28日を予定。パラリンピック選手は今後調整する。  県がこれまでにスポーツ特別栄誉賞を贈った3人は、92年アルベールビル、94年リレハンメル五輪のノルディックスキー複合団体で連覇した河野孝典氏(下高井郡野沢温泉村出身)と荻原健司氏(北野建設スキー部ゼネラルマネジャー)、長野、トリノパラリンピックのバイアスロンで金メダルを獲得した小林深雪さん(北安曇郡小谷村出身)。(長野県、信濃毎日新聞社)

妻を気遣う一茶の手紙 新出句含む資料計45点、京都で発見

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 上水内郡信濃町出身で江戸時代の俳人小林一茶(1763~1827年)が妻きくに宛てた手紙と、新出句9句を含む一茶に関する新資料44点が張られた折り本「柏原雅集(がしゅう)」が18日までに、新たに見つかった。一茶がきくに宛てた手紙はこれまでに2通しか確認されておらず、一茶研究の第一人者の矢羽勝幸・二松学舎大客員教授(上田市)は「とても珍しい資料」と評価。この手紙を含め計45点の新資料が確認されたことについて「一度にこれだけの資料が見つかることはまずない」としている。  いずれの資料も、一茶の資料を集めた長野市出身で京都の俳人小林恒堂(こうどう)(1882~1936年)の京都市内の子孫宅から見つかった。昨年11月に自宅にあるのを見つけて信濃町の一茶記念館に持ち込み、同館と矢羽さんが確認した。  手紙は、善光寺にいた一茶が信濃町柏原にいるきくに出した。縦14・5センチ、横約32センチ。同館によると、体調の悪いきくを心配し、北信地方の門人宅を訪ねて回っている自分の居場所を知らせている。一茶の日記などから、1817(文化14)年か、20(文政3)年に出したとみられる。  一茶ときくは14年に結婚。生まれた3男1女は幼くして亡くなり、きくも23年に亡くなった。矢羽さんは「手紙からは夫婦仲が良く、きくに手紙を読める教養があったことが分かる」と説明。一茶ときくの関係性を補強する資料になるという。  柏原雅集は、明治時代に一茶の顕彰、資料の収集に尽力した信濃町の中村利貞(1849~1907年)が、一茶の句などが記された扇面(せんめん)や短冊、色紙などを、1枚縦55センチ、横36・5センチの厚紙18ページにわたって張り付けて作った。一茶記念館によると、55点が張られているが、偽筆などと判断した11点を除き、44点が新資料になるという。  44点は、一茶が俳句修業の旅をしていた33歳のころから65歳ころまでの作品。これまで存在が知られていた一茶がきくに宛てた手紙「ひぜん状」の実物や、新出句などが書かれた用紙、中野市の知人と詠んだ連句などがある。一茶の字の変遷も分かる。  新出句には、ところてんが入った杉桶(すぎおけ)に月が映っている様子を詠んだ「杉桶や有明月と心太(ところてん)」や、畑を踏むなと怒ったようにキジが鳴く様子を詠んだ「畠踏(はたふむ)な畠踏なとや雉(きじ)の声」などがある。  一茶記念館の中村敦子学芸員は「一茶が生誕250年を過ぎてもなお愛されている背景には、一茶の資料を集め、世に出そうとした人々の努力がある」と強調している。  新資料は21日から同館で開く企画展で展示する。(長野県、信濃毎日新聞社)

渡部暁斗選手「銀」のがい旋 ソチ五輪後初の帰国

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 ソチ冬季五輪のノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した渡部暁斗選手(北野建設・北安曇郡白馬村出身)が18日、五輪後初めて帰国した。複合の日本に20年ぶりのメダルをもたらし、15日のワールドカップ(W杯)最終戦で2季ぶりの勝利を飾った25歳は、成田空港で「今は重圧から解き放たれた。報道や一般の方から出迎えを受け、メダルを取るっていうのは影響力があることと実感した」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)

中野の柳沢遺跡出土品、重要文化財指定へ

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 18日の文化審議会の答申は、中野市柳沢の柳沢遺跡で出土した弥生時代(約2千年前)の青銅製祭器の銅戈(どうか)、銅鐸(どうたく)など県宝212点(中野市立博物館所蔵)を、重要文化財に指定することも盛った。中野市で初めて、県内では178件目の重要文化財となり、近く答申通り指定される。  柳沢遺跡は、中野市北部の千曲川と夜間瀬川の合流点付近にあり、堤防整備に伴い県埋蔵文化財センター(長野市)が2006~08年度に発掘調査。遺跡の同じ場所から銅戈(8本)と銅鐸(5個)が出土した。こうした例は国内で数例のみで、東日本では初めて。西日本が中心と考えられてきた青銅器を使った農耕祭祀(さいし)文化の広がりを示す貴重な発見となった。一帯では、多くの土器や石器類が出土し、水田や竪穴住居の跡、墓も見つかっている。  文化審議会は「東日本で初めて青銅器埋納坑が発見され、複数の銅戈、銅鐸が土坑内に埋納された状態で出土した」と評価した。  文化審議会はこのほか、浄土宗総本山、知恩院(京都市)にある徳川家康、秀忠の木像など49件を、重要文化財にするよう求めた。(長野県、信濃毎日新聞社)

茅野「仮面の女神」国宝に 「縄文土偶造形の頂点」

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 文化審議会(宮田亮平会長)は18日、茅野市の中ッ原(なかっぱら)遺跡で2000年に出土した縄文土偶(通称「仮面の女神」)を国宝に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。考古学的価値に加え、美術的な評価が高く「縄文時代の土偶造形の頂点に位置付けられる」と評された。近く答申通り指定される。県内では同市から出土し、1995年に指定を受けた土偶(通称「縄文のビーナス」)以来、19年ぶり8件目の国宝誕生となる。  茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館が所蔵する仮面の女神は、縄文時代後期前半(約4千年前)の集落跡から出土。高さ34センチ、重さ2・7キロの立像で、縄文土偶の中では大型の部類だ。逆三角形の仮面を着けた顔や妊娠を示すような腹の膨らみが特徴で、随所に洗練された抽象表現が見られる。胴と腕には幾何学模様がある。  集落中央の墓地とみられる土坑の底に横たわった状態で見つかり、人為的に壊されたとみられる右脚以外はほぼ完全な形が残っていた。土偶は貝塚などから破片で出土する例が多く、埋納状況や集落内での位置が明確な例はまれ。「出土状況を示す緻密なデータがある第一級の資料」(文化庁美術学芸課)とされた。  06年6月に国の重要文化財に指定され、09年にはロンドンの大英博物館に展示。国内外での展示を通じ、日本の原始文化の評価を高めたことも国宝指定の背景となった。  縄文土偶では、初の国宝となった縄文のビーナスのほか、北海道函館市出土の通称「中空(ちゅうくう)土偶」などが指定されている。  仮面の女神は現在、文化庁が保管しており、4月22日から5月11日まで東京国立博物館で開く「新指定国宝・重要文化財展」で展示される。茅野市尖石縄文考古館に戻るのは5月下旬以降の見込み。同館は3月19日から、仮面の女神のレプリカや一緒に出土した土器などを展示する特別展を開く。(長野県、信濃毎日新聞社)


電波望遠鏡製作、天文学会で成果発表へ 駒ケ根工業高校2年生6人

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 駒ケ根工業高校(駒ケ根市)の電波望遠鏡製作に関わった情報技術科の2年生6人が、21、22日に国際基督教大(東京)で開かれる日本天文学会春季年会のジュニアセッションで、太陽からの電波を受信するシステムや受信データなどについて発表する。同校生徒がジュニアセッションに参加するのは初めて。昨年12月に電波望遠鏡が完成して以降、電波の強度などの測定を続けており、発表を励みにしたいと入念に準備している。  電波望遠鏡は同校の創立50周年記念事業として、情報技術、機械、電気全3科の3年生が中心になって作った。中庭に高さ約2メートルの支柱を立て、直径1・8メートルのパラボラアンテナを設置。脇の制御箱に電波の強度を観測する「検波基板」や駆動制御装置があり、自動でアンテナの角度や向きを変えて太陽を追跡する。  発表する6人は製作に協力し、希望して3年生の研究を引き継いだ。天文学や科学技術への理解を深める目的もあり、セッション参加を申請した。同学会によると、今回は全国の中高生を中心に82団体が天文分野の調査研究の成果を報告する。  発表時間は1団体6分。19日に発表資料作りやデータ集めをした浦野稜也(りょうや)君(17)は「研究者や同世代の前で発表できる貴重な機会。先輩から受け継いだ研究を精いっぱい紹介したい」と話していた。  生徒たちは来年度、科学技術研究同好会として、より精度の高いシステムへの改良や新たな電波望遠鏡の製作などを予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)

われら「域産域消の食育店」 飯田市が新たに4店認定

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 飯田市は19日、飯田下伊那産の農産物や加工品を積極的に使う飲食店などを「域産域消の食育店」として認定する制度で新たに4店を認定した。地産地消を促し、地元食品の消費拡大につなげる狙い。2010年度の制度開始から、認定したのは計17店舗となった。  新たな4店はいずれも市内の飲食店「創作料理灯(あかり)」(名古熊)、「食遊酒房(しょくゆうしゅぼう)善(ぜん)」(吾妻町)、「トラットリアベッラソニア」(鼎(かなえ)下山)、「ロカンディーナミヤザワ」(上郷別府)。市役所での認定証交付式で、牧野光朗市長が認定証を手渡した。  「善」店主の宮下善紀(よしき)さん(44)は地元産の豚肉「千代幻豚」や野菜を使っており、「よりいっそう地元の旬の食材を使っていきたい」と話していた。  登録条件は、南信州の食材を主とした料理・商品を通年で提供し、店内などで分かりやすく表示する―など7項目。認定店は市の食育イベントなどに協力し、市側は広報やパンフレットなどで認定店をPRする。(長野県、信濃毎日新聞社)

松本→稚内、初のチャーター便 FDAが6~8月に運航計画

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 フジドリームエアラインズ(FDA、本社・静岡市)は6~8月に、県営松本空港(松本市)と北海道・稚内空港を結ぶ初のチャーター便を運航する。定期便の松本―札幌線が夏季を中心に好調なため、北海道観光の需要を見込む。19日に稚内市の工藤広市長らが県庁と松本市を訪れ、女優吉永小百合さん主演の映画「北のカナリアたち」の舞台になった礼文島など、日本最北端の稚内観光の魅力をPRした。  FDAは昨年、名古屋(小牧)―稚内間でチャーター便を運航して好評を得た。今年は松本など5空港と稚内を結ぶ53便を計画。松本は6月13、15、17、19、21、23日、7月11、14、16日、8月1、4、6、8、11、13、15日の計16便。いずれも稚内行きのみで、県内の旅行代理店が2泊か3泊の商品を販売する予定だ。  県庁で記者会見した工藤市長は「浜辺から高山植物が咲き誇る離島・礼文島やホタテ、ウニなど海産物も豊富。ぜひ信州の方々にも訪れてほしい」とPRした。  松本市役所では坪田明男副市長と懇談し、「サハリンと40キロ余りしか離れていないため交流が盛んで、ロシアの歌や踊りも見ることができる」。坪田副市長は「山男の私としても利尻山(利尻島)が近くなり、わくわくしている」と期待していた。  FDAによると、北海道と松本空港を結ぶチャーター便は過去に、旭川、帯広、釧路各空港との間で運航した実績がある。(長野県、信濃毎日新聞社)

深層崩壊、29カ所「危険度高い」 諏訪・上下伊那地方の13市町村

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 国土交通省中部地方整備局は19日、豪雨などで山の斜面が深い地下の岩盤から崩れる「深層崩壊」発生の危険度を諏訪、上下伊那地方などの主な渓流別に調べた結果を公表した。2012年10月以降、順次調査結果を公表しており、諏訪地方の公表は今回が初めて。4段階で最も危険度が高いとされる渓流があったのは、岡谷市、伊那市や上伊那郡辰野町など計13市町村の29カ所。中央構造線や中央アルプス沿いに多い。  同局天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)が前回調査分に加え、新たに19市町村の648カ所を調べた。最も危険度が高いとされる渓流があったのはほかに、諏訪市、駒ケ根市、諏訪郡下諏訪町、上伊那郡箕輪町、南箕輪村、宮田村、飯島町、下伊那郡松川町、高森町、下條村。  調査は地質の異なる5区域に分け、航空写真などから過去の深層崩壊発生や地質、渓流の勾配と集水面積などを読み取り、危険度を「高い」「やや高い」「やや低い」「低い」の4段階に区分した。区域によって発生すると考えられる条件が異なるため、異なる区域間で4段階の評価結果を比較することはできない。  同事務所は県を通じて各市町村に情報提供する。「避難、防災計画に反映させるなど役立ててもらいたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)

高橋尚子さん、2年ぶりゲストに 4月の長野マラソン概要決まる

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 長野オリンピック記念長野マラソン大会の実行委員会議は19日、長野市内で開き、コースの一部を変更して4月20日に開催する第16回大会の実施概要などを決めた。2000年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんが2年ぶりにスペシャルゲストとして参加し、一部区間を市民ランナーと一緒に走り、ゴールでランナーを迎え入れる。  今大会には国内外の一般参加と視覚障害者を合わせて過去最多の1万817人がエントリー。国内は45都道府県から申し込みがあり、長野県内のエントリーが全体の46%を占めた。このほかに国内外の招待選手や実業団選手が出場する。  大会当日はこれまでと同様に救護態勢に力を入れる。20キロ以降はほぼ1キロごとに、自動体外式除細動器(AED)を持ったサポート班を配置。さらにAEDを背負った自転車隊が4班でコース内を巡回するなど、万が一に備えて万全を期す。  コースは4カ所で変更があった。交通規制で影響を受ける沿線住民に配慮するとともに、曲がり角を減らしてランナーが走りやすいようにした。完走者には記念タオルのほか、今大会から完走メダルもプレゼントする。  招待選手は、2007年世界選手権大阪大会女子マラソン6位の嶋原清子選手(SWAC・佐久市)の出場が決まっている。嶋原選手は本紙くらし面「ラン・ラン・信州」筆者。そのほかの選手は顔触れが固まり次第、発表する。(長野県、信濃毎日新聞社)

「駆け込み」備える県内スタンド 4月「ダブル増税」

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 4月1日の消費増税を前に県内のガソリンスタンドが増税への対応を急いでいる。3月末は駆け込みの給油で混雑が予想されるためだ。加えて、石油石炭税も4月からは増税になり、ガソリンの店頭価格は1リットル当たり5円程度上がる見通しで、緊迫化するウクライナ情勢の影響も元売りの卸価格の上昇に拍車を掛けている。消費者からは、4月以降、車の使用を控えざるを得ないといった声も漏れる。  中南信でスタンド8カ所を運営する立石コーポレーション(塩尻市)は、混雑が予想される25日から31日まで各スタンドの従業員を通常の2倍程度に増やす。新聞の折り込みチラシで時期をずらした来店も呼び掛ける。担当者は「(1997年の)5%に上がる前にも、スタンドに行列ができたと聞く」と話す。  石油元売り側も対応に乗り出している。JX日鉱日石エネルギー(東京)は、普段は一部休業する日曜日の30日も県内の油槽所からガソリンなどを出荷。東燃ゼネラル石油(東京)も配送するタンクローリーを増やし、スタンドの品切れを防ぐ計画だ。  ただ、業界側の懸念は、「駆け込み需要」の先にもあるようだ。東北信の17カ所にスタンドがある相馬商事(佐久市)も来週から混雑するとみるが、「4月になれば閑古鳥が鳴くようになる。5月の大型連休は遠出を控える人が出るかもしれない」。  国税庁によると、ガソリンは原油代や精製コストなどのほかに、ガソリン税と石油石炭税を合計した額に消費税率を掛けた分が消費税額になる。石油石炭税は温暖化対策として2012年から段階的に引き上げられており、4月から増税になる。原油代・精製コストなどを100円として試算すると、店頭価格は1リットル当たり約5円上がる=図。  県石油商業組合の渡辺一正理事長は「ウクライナ情勢で元売り価格が上がっている。消費増税の便乗ではなく、税金を転嫁して店頭価格が上がることを理解してほしい」。  一方、消費者には不安が広がる。18日、松本市のスタンドで給油した同市笹賀の主婦(70)は、最近ガソリン価格の値上がりを実感しており、さらに増税になるため「近い距離はなるべく歩くようにする」。19日、長野市のスタンドで給油していた同市の無職男性(57)は両親を自宅で介護しており、「(増税後は)不要な運転を控えたり、近くには歩くなどの節約はするが、年寄りを病院に連れて行くには車を使わざるをえない」とこぼし、「高齢者の送迎サービスもガソリンの値上げ分が料金に上乗せされてくるのではないか」と不安を口にした。(長野県、信濃毎日新聞社)

足立氏、出馬正式表明 9月任期満了の飯山市長選

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 飯山市の足立正則市長(62)=無所属、飯山=は19日に閉会した市議会3月定例会のあいさつで、2015年3月に予定される北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業に向け、「新しい飯山市の将来へ、継続したまちづくりが何よりも大切」と述べ、9月14日に任期が満了する飯山市長選に再選を目指して立候補すると正式表明した。  足立氏は新幹線飯山駅周辺整備や、新市民会館の建設など「(前回選で示した)全ての公約に着手できた」と3年半の実績を強調。集落懇談会などを通じ、子育て、高齢者施策といった「市民に密着した課題もニーズを受け止めてきた」と述べた。新幹線開業後に向け、駅周辺の整備や土地利用、周辺市町村と連携した観光誘客や地元産業の活性化を継続していくとした。  足立氏は同市出身。市職員を経て10年の前回市長選に初出馬し、今回も出馬表明している元総務省大臣官房審議官の江沢岸生氏(60)=無所属、照里=を2200票余の差で破り初当選した。  同市長選では両氏のほかに表立った動きは出ていない。(長野県、信濃毎日新聞社)


たてしな保育園歌、ユーミン作詞作曲へ 立科中と交流の縁

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 シンガー・ソングライターの「ユーミン」こと松任谷由実さん(60)が、北佐久郡立科町芦田の町立たてしな保育園の園歌を作詞作曲することになった。松任谷さんは、所有する山荘の近くにある立科中学校と交流したことがあるため、町教育委員会が依頼して実現。松任谷さんの所属事務所によると、既に松任谷さんは作曲に入っており、今月中に歌詞と楽譜が町教委に届けられる予定だ。  町教委によると、5、6年前に同町茂田井を通り掛かった松任谷さんが、写生大会でスケッチ中だった立科中の生徒と言葉を交わした。これをきっかけに、松任谷さんが同校の文化祭で歌ったり、卒業式を訪ねたりした。  たてしな保育園は、町立3保育園を統合して昨年4月に開園したばかり。町教委は「町に縁があり、幅広い世代に親しまれる方に園歌を作ってほしい」と、作詞作曲を松任谷さんに打診。昨年11月に承諾を得た。  所属事務所によると、園歌は幼い子でも歌いやすい詞と曲にする。松任谷さんが教育施設や保育園のために楽曲を作るのは、1974(昭和49)年の長崎県の奈留高校(当時は五島高校奈留分校)の愛唱歌以来で2度目。  園歌は4月2日に開く同保育園の入園式で園児が歌って披露する予定。松任谷さんは全国ツアー中のため出席できないが、「(立科は)どこかヨーロッパの山国のように洗練され、それでいて日本の“故郷”としてのたたずまいもあるすてきな場所。美しい立科の風景の中で生まれ育つことの素晴らしさを『歌』にできれば、と思っています」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)

トンネル坑口削減、ミゾゴイ再調査要望 リニア知事意見概要

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 リニア中央新幹線計画で、阿部守一知事が20日にJR東海に提出する環境影響評価(アセスメント)準備書に対する知事意見の概要が19日、分かった。県の環境影響評価技術委員会や関係市町村の意見を踏まえ、工事用車両の交通量を削減する方策の検討や、トンネル非常口(作業用トンネル坑口)の削減等の見直しを要望。環境基準の適合だけでなく現在の恵まれた自然環境をできる限り悪化させない「ベスト追求型」のアセス実施を求める。  沿線住民が生活環境の悪化を心配する工事用車両の通行は市町村と十分協議し、環境保全協定などを結ぶことを盛る。技術委が落石や深層崩壊など地形・地質上の危険性を指摘した下伊那郡大鹿村大河原では、できる限り地上構造物を避けることとする。残土置き場は、位置などが具体化した時点で周辺環境への影響を調べて県に報告するよう求め、絶滅の危険が増している「ミゾゴイ」(絶滅危惧2類)など希少な動植物は着工までに再調査するよう促す。  準備書で予測に不確実性のある項目は、事後調査と公表、着工前の地下水・水資源の影響調査の徹底を求め、工事用車両が現在より大幅に増える道路での動植物への影響調査を行うことも要請する。  阿部知事が20日、県庁でJR東海の山田佳臣社長に提出する。  工事用車両の通行量については、JR東海が大鹿村の国道152号で「1日最大1736台」などとしている。トンネルは、東京―名古屋間の沿線7都県の山岳区間で、長野県内は最も多い11カ所の非常口がある。(長野県、信濃毎日新聞社)

県内公立高校で合格発表 後期選抜

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 県内公立高校の2014年度後期選抜(一般入試)の合格者が20日朝、一斉に発表された。全日制、定時制、多部制・単位制合わせて1万2666人が受験し、1万1707人が合格。各校には合格者の受験番号が掲示され、自分の番号を見つけた受験生が歓声を上げた。  松本美須々ケ丘(松本市)には雨の中、受験生と保護者ら約100人が集まった。午前8時半、玄関前に合格者の受験番号が載った看板が立てられると、「あったー」「よっしゃ」などと大きな声が上がった。安曇野市の沢口奈津実さん(15)は「うれしい。塾の送り迎えをしてくれた親の支えもあって合格できた」と満面の笑みを見せた。  長野吉田(長野市)でも、合格者の受験番号が張り出されると、100人余りが駆け寄った。番号を見つけた受験生同士で抱き合って喜んだり、感激の涙を流したり。長野市の三沢楓君(15)は「サッカー部に入り、勉強と両立させて楽しく過ごしたい」と新たな学校生活に期待した。  県内の全日制の合格者は、普通科が8970人、農業や工業など職業科が計1774人、理数科など特色学科が計111人、総合学科が520人。定時制は147人、多部制・単位制は185人だった。  不合格者は計959人で、前年度より81人減少。都市部の普通科で多く、松本蟻ケ崎が92人、長野と上田東がともに65人だった。受験者数が募集人員に満たなかった学科でも不合格者があり、軽井沢の普通科で7人、茅野の普通科で6人などだった。  後期選抜の受験者は、既卒者も含めた高校志願者全体の61・0%。2月の前期選抜(自己推薦型入試)では、志願者全体の34・5%に当たる7153人が受験し、4569人が既に合格している。(長野県、信濃毎日新聞社)

新緑の売木を走って、歩いて 6月1日に初の「マラニック」

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 下伊那郡売木村内を走ったり歩いたりする大会「売木村マラニック」が6月1日、村役場を発着点として初めて開かれる。村はスポーツ振興に力を入れており、村民たちは大会当日、みそ汁などを振る舞って選手をもてなす。村外から大勢の人を迎える大会の新設は、人口約620人の小村に新たな活力をもたらすきっかけの一つになりそうだ。  大会は、村民有志による実行委員会と兵庫県加古川市のスポーツ用品店「ウィンドアップ」などが主催。距離25キロと40キロの2種目を用意する。25キロコースは県道阿南根羽線や標高約1200メートルの「うるぎ星の森オートキャンプ場」などを回る。40キロはさらに国道418号などを走って村役場にゴールする。  住民手づくりの運営を目指し、村特産の「うるぎ米」で作ったおにぎりやアマゴの姿焼き、みそ汁を選手たちに無料で提供する。コース途中に設ける給水所では、タカキビと米粉で作った皮で小豆あんを包んだ菓子「たかきびまんじゅう」や漬物を振る舞う。  村内では、総務省の地域おこし協力隊として2012年12月から村内で活動する重見高好さん(31)が、ウルトラマラソン大会に挑戦しながらスポーツ合宿の村内誘致に取り組んでいる。昨年は16団体の陸上チームが村を訪れた。走ることをテーマとして村内に活気が出てきている。  40キロ種目に出場予定の重見さんは「売木村のファンを増やしていきたい」。清水秀樹村長は「新緑が見頃の時季。売木の山里を楽しんでほしい。人に来てもらえる取り組みを着実に進めたい」と話す。  定員500人。参加費は25キロが4500円、40キロは6千円。申込期限は5月7日。問い合わせは名古屋市のウィンドアッププラス金山店(電話052・938・8003)。(長野県、信濃毎日新聞社)

年齢違う子、学び合いの塾 伊那の27歳元小学教諭が4月開講

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 伊那市上新田の元小学校教諭浜大輔さん(27)が4月、年齢の違う子どもたちが学び合う学習塾「寺子屋こんぺいとう」を自宅で始める。愛知県の小学校で約3年半教え、子ども一人一人のペースに合わせた授業の必要性を実感。理想の教育を実践しようと帰郷した。突起のある何色もの小さな粒を集めた菓子にちなみ、子どもが各自の個性を生かせる学びの場を目指す。  浜さんは伊那市出身。伊那北高から早大に進み、中高の教員免許を取得。卒業後、小学校の免許を取るため通信制大学で学びながら、県内の特別支援学校で講師をした。  ある日、一緒に散歩していた子が近所の犬に興味を示した。飼い主に頼み犬を散歩させてもらうと、その子は授業で目を輝かせて犬の絵を描いた。「やりたいことをやったという実感が子どもには大きな経験になる」と気付いた。  2010年、念願の小学校教諭になり愛知県豊橋市で3年生を担任。懸命に授業を進めたが、伸びる子がいる一方、付いてこられない子がいた。「皆が楽しく学び理解できる授業」を求めて文献を調べ、各地で特色ある授業を実践する教師を訪ねた。  たどり着いたのが、各自のペースで学ぶ授業。算数では単元ごとに課題と教科書の記述、問題をまとめた予定表を配り、子どもが自分で学習を進める。一つの課題を終えると教師に解答の筋道を説明し、次の課題へ。先に進んだ子がほかの子に教える「学び合い」も生まれたという。  この方法で授業を続け「子どもが自信を持って楽しんで学ぶようになった」。だが、「一斉授業」を原則とする学校の理解は十分に得られなかったといい、昨年10月に退職した。  寺子屋は小中学生対象。8畳2間を使い、平日放課後に2時間ほど開く。子どもが自分で選んだ問題集などを各自で進め、疑問点があれば教え合ったり浜さんが教えたりする。学習前後に目標や学校での出来事などを日誌に書く。月謝は1万5千円。週に何日来てもよく、自由に読めるよう約千冊の本を置く。  「年齢の違う仲間が自主的に学び合い、皆が理解する喜びを共有できる場にしたい」と浜さん。子どもが自然の中で地域の人たちと学ぶ「学校」設立も計画中だ。  23日午後3時、自宅で子どもや保護者向け説明会を開く。問い合わせは浜さん(電話090・4950・2615)。(長野県、信濃毎日新聞社)

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