JFLのAC長野パルセイロの運営会社と佐久市は23日、今季途中からパルセイロのホーム公式戦を、同市に3月完成する佐久総合運動公園陸上競技場で開催する内容を盛った相互協力協定を結んだ。パルセイロの本拠地である南長野運動公園総合球技場(長野市)のJリーグ基準への改修が始まる今夏から2015年度までの代替開催。女子サッカー国内2部のチャレンジリーグに参戦しているパルセイロ・レディースのホーム公式戦も同競技場で開く。 この日は市役所で、「長野パルセイロ・アスレチッククラブ」次期社長の丹羽洋介スーパーバイザーと柳田清二市長が協定書に調印。柳田市長は「佐久地域だけでなく東北信全体の盛り上げを期待し、支援の輪を広げたい」とあいさつ。丹羽氏も「アウェーチームの観客との交流が深まり、より元気な佐久になるようクラブとしても努力する」と述べた。今後、選手によるサッカー教室の開催など普及活動も連携して取り組む。 パルセイロは今季、同球技場の改修が始まる8月からのホーム5試合を、パルセイロ・レディースは2試合を佐久市で開く。 調印後の記者会見で丹羽氏は、同球技場改修後、パルセイロは長野市に戻るが、「レディースは佐久市の陸上競技場を何試合か使わせてもらいたいと考えている」と述べた。 佐久総合運動公園陸上競技場は佐久市平賀・瀬戸で昨年1月に着工。400メートルトラックの内側に天然芝のサッカー場を整備し、観客約9500人を収容できる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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