県は30日、1医療機関当たりのインフルエンザ患者数が基準の30人を超えたとして、県全域に「インフルエンザ警報」を出した。上田保健所管内が最も多く、1医療機関当たり78・63人に上った。今季は小児以外の幅広い年齢層に感染が広がっているとして、注意を呼び掛けている。
県健康長寿課によると、今月27日までの1週間に県内87の病院・診療所から報告された患者数は計3229人で、1医療機関当たり37・11人=グラフ。保健所の管内別では、上田に次いで長野が52・83人、北信44・00人、諏訪43・38人、長野市35・94人などとなった。
年齢別では14歳以下の低年齢層が6割近くを占めるが、同課は「過去3季の同時期と比べると、20歳以上の患者数も多い」と話している。27日までの1週間で、学級閉鎖は75件、学年閉鎖は22件、休校・休園は3件。(長野県、信濃毎日新聞社)
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