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長野―金沢「15年3月開業」 北陸新幹線 国・JR調整

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 建設中の北陸新幹線長野―金沢間(240キロ)の開業時期について、「2015年3月」とする方向で調整されていることが31日、国やJRなど関係機関への取材で分かった。現時点で3月中旬のJRダイヤ改正に合わせた開業が有力。新幹線開業に伴い、JRから経営分離される並行在来線も長野県のしなの鉄道など各県の第三セクター会社が路線を引き継ぎ同時に開業するため、今後、具体的な開業日の調整が進む見通しだ。  長野、新潟、富山、石川県を経由する長野―金沢間の開業時期に関し、国土交通省はこれまで正式には「14年度末完成予定」とするにとどめていた。これに対し、当初の開業予定を10年度末(11年春)としていた東北新幹線・八戸―新青森間は工事が順調に進んで10年12月に開業を早めたことから、北陸新幹線沿線地域でも長野―金沢間の開業前倒しを求める意見が出ていた。  一方、北陸新幹線では2009年初めから新潟県の泉田裕彦知事が新幹線建設費の地元負担金の支払いを留保、拒否していた時期があり、完成の遅れも懸念されていた。  このため国交省幹部は「建設工程や試運転などの期間も含めると、前倒しは極めて困難」と説明。ただ、新潟県と同省が昨年2月に和解、同県が支払いに応じるようになり、遅れ気味だった工事のペースも挽回してきているといい、開業が15年4月にずれ込むことは回避できる見通しとしている。  北陸新幹線は同省所管の独立行政法人鉄道・運輸機構が建設。東京―上越(仮称、新潟県上越市)はJR東日本、上越―金沢はJR西日本が運行する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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