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東北信地方のリンゴ剪定枝からセシウム 野外焼却自粛求めず

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 県農政部は4日、東北信地方13市町のリンゴ畑23地点で採取したリンゴの剪定枝(せんていし)を調べた結果、中野市の1地点を除く22地点で放射性セシウムを検出したと発表した。最大は佐久市の千曲川右岸の畑で1キロ当たり48ベクレル。昨年同期の検査より放射性セシウム濃度が低くなったとして、剪定枝の野外焼却の自粛は求めない方針。  1月7、8日にサンプルを採取し、県環境保全研究所(長野市)で検査。昨年検査した28地点のうち、不検出だった中南信の5地点を除き、同じ地点で採取した。野外焼却の自粛は求めないが、拡散を防ぐため剪定枝は持ち出さず、畑の中で処理するよう求める。同部は「剪定や焼却作業の安全性に問題はない」としている。  昨年は佐久地方の一部地域で放射性物質濃度が最大209ベクレルと比較的高く、灰に濃縮される可能性があるとして、県は野外焼却をしないことが望ましいとの見解を示した。  国は果樹剪定枝の放射性物質濃度の基準値を示しておらず、検査は県が独自に実施した。県の検査ではこれまで、県産果実は全て不検出だった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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