下水内郡栄村で震度6強を観測した県北部地震から1年半となった12日、長野市の結婚式場「アマンダンスカイ」のシェフらが栄中学校を訪れ、ボランティアで給食にフランス料理を提供した。「国産牛フィレ肉のローストと鮮魚のポワレ」といった料理が運ばれると、生徒約40人はまじまじと見つめて喜んでいた。 地震の影響が残る同村の生徒たちを元気付けようと社会貢献の一環で式場が提案。定休日のこの日、給食を作ることになった。シェフらスタッフ10人は午前9時半に学校入り。給食調理室で調理し、式場から持ち込んだ皿に盛り付けた。トウモロコシとジャガイモは村産を使った。 1年の広瀬竜也君(12)は「お魚の下にあるお米(リゾット)がおいしい」。式場ゼネラルマネジャー村上義晃さん(29)は「村を末永く支援し、冬は除雪も手伝いたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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