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飯田下伊那、マツタケ不作 販売見送りも

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 県内有数のマツタケ産地・飯田下伊那地方で、今秋は不作傾向が続いている。例年10月10日前後が最盛期だが、ことしは残暑や少雨などの影響で入荷量が極端に少ない。予約にも対応できず、店頭販売を見合わせる店もある。マツタケ料理を提供する施設では予約を断るなど苦渋の対応をしている。  飯伊地方のマツタケの集荷・販売をしている飯伊森林組合北部支所(下伊那郡豊丘村)では、入荷量が少なく店頭販売ができない。例年2・5~3トンの入荷があるが、ことしは9月26日の初入荷から今月9日までで計約70キロ。今世紀で最も不作だった2001年の約480キロを下回る可能性もある。支所長の金原史人さん(45)は「これからマツタケが発生しても、例年の入荷量には追いつかない」と話す。  下伊那郡豊丘村のマツタケ販売店では、例年1キロ5万~6万円台の価格が、ことしは9万円台。同村堀越区の住民が料理を提供する「堀越まつたけ観光」は、今月1日に予定した営業開始を9日に延期した上、15日まで新規予約を断っている。同郡喬木村大島の農家6戸でつくる大島松茸(まつたけ)観光組合による「大島山の家」は6日に営業を始めたが、一日2、3組の受け入れが精いっぱい。同郡松川町の町総合交流促進施設「アルプスの郷(さと)梅松苑」も、予約日を先送りしてもらうなどしている。  県信州の木振興課は「今季は全県的に少ないが、シーズン途中でなので不作かどうかは分からない」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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