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「ひろつ大根」名物に 池田町の組合、大カエデ紅葉に合わせ13日から販売

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 北安曇郡池田町広津で遊休農地の耕作に取り組む「広津安曇野和房組合」(15人)が、「ひろつ大根」と名付けた特産大根の生産を始めた。広津地区の大峰高原にある観光名所「七色大カエデ」の紅葉シーズンに合わせて13日から販売。今後も「ひろつ」の名を冠した農産物を栽培し、地域おこしにつなげようと構想している。  組合長の井上宏さん(71)によると、一日の気温差が大きく、水はけのいい黒土の大峰高原は大根栽培に適し、以前から評価が高かったという。同組合が遊休農地対策でことし新たに借りた同高原近くの農地約70アールも同様に水はけがいい土壌だったため、15アールを大根栽培に充てた。  山あいの広津地区の人口は現在約110人で、減少が続く。農作業体験などを通じた都市交流にも取り組んでいるだけに、広津の名を付けた特産品として大根を生かすことにした。近年、七色大カエデには「七色に染まる」という紅葉を見ようと大勢の観光客が訪れる。大根収穫時期と紅葉の時期が重なるのもプラス材料だという。  8月下旬から種をまき、今月から収穫できるようになった。「ここで育った大根は身が締まり煮物にも漬物にも合う」と井上さん。5千~6千本の収穫を見込んでいる。「ほかにも広津の風土を生かし、個性を売り出せる農産物を考えたい。注目されることで地域を元気にしていきたい」と仲間たちともども張り切っている。  ひろつ大根は13日から、大峰高原の「広津ふれあい農園」で1本100~150円で販売する予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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