茅野・永明小、ベルマーク900万点超　助成財団から感謝状

　茅野市永明小学校の児童と保護者が１９７１（昭和４６）年度から集めているベルマークが本年度で９００万点を超え、ベルマーク教育助成財団（東京）から感謝状を受けた。同財団によると、点数が９００万点を超えた学校や団体は全国で約３０あり、県内では初めてという。 　ベルマークは１点を１円として学校の備品などと交換できる。交換品の価格の１割分は、へき地の小中学校や特別支援学校などに寄付される。 　同小では児童会のベルマーク委員会が中心となり、近年は毎年度１５万点を目標に収集を続けている。児童が家から持ち寄ったベルマークを同委員会の児童が協賛企業ごとに仕分け、ＰＴＡ施設委員や２年生の保護者が務める「ベルマークヘルパー」が集計し、同財団に送っている。 　本年度は１７万２０４６点（２月１日現在）を集め、４１年間の累計が９０２万６７７０点に達した。本年度は、点数に換えられる使用済みインクカートリッジを地元企業などが提供してくれたため、例年より多くの点数が集まったという。 　ベルマーク委員長の６年生、長田優奈（ながたゆうな）さん（１２）は「私のお父さんが小学生のころから続く活動で、たくさんの人の力で９００万点が達成できたと思う。これからも続けていってほしい」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）