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県警ヘリ「やまびこ2号」導入 山岳救助機動性発揮へ

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 県警はイタリア製の中型ヘリコプター「やまびこ2号」を新たに導入し、5日、駐機する松本市の県営松本空港で公開した。馬力は現在運航している「やまびこ1号」の約2倍で、北アルプスなどの3千メートル級の山岳地帯でも高い機動性を発揮できるという。  2号は全長16メートル余で、搭乗人員は1号より4人多い14人。最高速度は時速291キロ。赤外線カメラを備え、悪天候や夜間でも障害物などを確認できる。県警航空隊によると、1号は遭難者を1人しか乗せられなかったが、2号は気象などの条件が良ければ4人程度乗せられる。操縦士らの訓練後、ことし11月から本格運用する。  県警はこれまで、山岳遭難救助などで1号と「しんしゅう」の2機のヘリを使用。「しんしゅう」は老朽化により近く廃機とする予定で、新たなヘリコプターを導入することになった。  同隊によると、昨年、県内で発生した山岳遭難事故254件のうち、ヘリが出動したのは8割の203件。岩井洋芳隊長は「手足のように動かせるようにし、困難な状況下でも救助活動ができるようにしたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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