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生徒の思い乗せた校歌 さくら国際高 作詞の三四六さんと合唱

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 上田市手塚の広域通信制高校「さくら国際高校」で、2005年の開校以来作られていなかった校歌が完成し、作詞したタレントの三四六(さんしろう)さん(42)が7日、同校体育館で開かれた卒業式で歌った。曲名は「咲き誇る桜のように」。同校に多く通う不登校を経験した生徒の気持ちや、校庭に展示されている上田電鉄別所線の通称「丸窓電車」などを、歌詞に盛り込んだ。  同校は昨年11月、テレビ番組の収録で同校を訪れた三四六さんに「生徒と一緒に、親しみやすい校歌を作ってほしい」と依頼。三四六さんは「校歌を作るのが夢だった」と快諾した。ことし2月に同校を2回訪問し、生徒たちと交流して歌詞のイメージを練ってきた。バラード調の曲は、三四六さんの曲を多く手掛けているギタリストの村上雄信(ゆうじ)さんが担当した。  歩くスピードで 景色は変わるよね 足下(あしもと)を見つめてつぶやく 自分のスピードで 見える景色なら 君にしか見えない景色だろう―。  三四六さんは、不登校などさまざまな事情で通信制高校に通う生徒たちに思いを寄せて作詞したという。1934(昭和9)年に建築された旧西塩田小学校(廃校)校舎を利用した同高校校舎についても触れてほしいと生徒から要望があり、「南校舎の色褪(あ)せた壁」「廊下の軋(きし)む音」といった描写も加えた。  式の冒頭で歌った三四六さんは「大人になっても口ずさんでください」とあいさつ。森大和(やまと)校長は式辞で「折に触れて歌い、大切にしていきたい」と話し、在校生を含めた全校生徒100人余で合唱して式を締めくくった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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