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同じ事故起こさないで 柔道事故「起訴議決」 松本の両親会見 

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 松本市の柔道教室で2008年5月に小学6年の男児が投げられ、重い障害が残った事故について、長野地検が不起訴とした元指導者の男性(40)について、長野検察審査会が県内初の強制起訴につながる「起訴議決」をした。障害を負った沢田武蔵君(16)=松本市波田=を支え、同検審に審査を申し立てた父博紀さん(40)、母佳子さん(42)らは7日午後に松本市役所で記者会見し、「起訴すべきと結論を出していただいたのはありがたい」と評価した。  佳子さんは「他の柔道事故が起訴に至らず、うやむやになってきたことが刑事裁判にこだわってきた理由」と説明。「同じように事故に遭う子どもをつくらないことが仕事という気持ちでいる」と目に涙を浮かべて語った。  長い間の願いがかなったとはいえ、この日の2人に笑顔はなかった。博紀さんは「(裁判を通じ)柔道をより良くしていくために、きちんと指導することの大切さを考えていただきたい」と淡々と話していた。  武蔵君は全身にまひが残り、県内の医療施設から併設の特別支援学校高等部に通っている。週末は自宅に戻り、両親や双子の兄、妹と過ごしているという。(長野県、信濃毎日新聞社)


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