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アイススレッジホッケー、長野で世界選手権Bプール 11日から

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 アイススレッジホッケーの世界選手権Bプール(2部に相当)は、11日から6日間の日程で長野市ビッグハットで行う。6カ国が出場する同選手権の上位3チームが、ソチ(ロシア)パラリンピックの出場権を懸けた最終予選に進む。日本は5大会連続のパラリンピック出場を目指して挑む。  バンクーバー(カナダ)大会で、パラリンピックの団体競技として冬季大会で日本初の表彰台となる銀メダルを獲得した日本。3年がたった今、チームは苦境に立たされている。2012年の世界選手権Aプール(1部に相当)で出場8カ国中7位に終わりBプールに降格。今大会は実力を発揮すれば上位3チームに入る可能性が高いが、中北監督は「現状の戦力で乗り切りたい」と気が抜けない戦いを覚悟する。  チーム力低下のきっかけは、皮肉にもバンクーバー大会での躍進。同大会後、最初の合宿に集まったメンバーはわずか7人だった。中北監督は「メダルを取った達成感もあり、チームとして再び意欲を燃やすのに時間がかかった」とチーム再構築の遅れを認めた。  さらに、バンクーバー大会当時36歳だったメンバーの平均年齢も今大会は39歳。17選手中10選手はバンクーバー大会と同じ顔触れだ。いずれも長野サンダーバーズのFW熊谷、堀江、塩谷ら新メンバーは成長途上で、世代交代の遅れも低迷の一因となっている。  今大会は課題の得点力の改善を狙い、DFだった須藤、三沢(ともに北海道ベアーズ)をFWとして起用するなどの新布陣が機能するかが鍵になる。長野大会から4大会連続出場している43歳のベテラン吉川(長野サンダーバーズ)は「長く一緒にやってきたメンバーなのでお互いのことは良く分かっている。重圧もあるが、このチームで結果を残したい」とソチへの第一関門突破を誓う。(長野県、信濃毎日新聞社)


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