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上田市と野沢温泉村でサケの稚魚放流  新潟水辺の会など

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 長野、新潟両県内の千曲川や信濃川などで、サケが遡上(そじょう)できる環境づくりを進める新潟市のNPO法人「新潟水辺の会」は9日、上田市の千曲川支流の浦野川と、下高井郡野沢温泉村の千曲川を皮切りにサケの稚魚の放流を始めた。ことしは両県で計約15万匹を放す計画。4、5センチほどの稚魚は、順調に育てば3~5年後、海から戻ってくる。  上田市小泉の「上田道と川の駅」北側の浦野川には約300人が集まり、1万匹ほどを放流。バケツを傾けて稚魚を水面近くでゆっくりと放し、戻ってくるよう願った。昨年12月から校内で卵から育ててきた同市南小学校4年生も参加して約150匹を送り出した。  同市下之条の千曲川では2010年と昨年、新潟県側から200キロ以上遡上したとみられるサケが1匹ずつ見つかっている。昨年に続いて放流に参加した千曲市八幡出身の宮沢洋史(ひろし)さん(67)=埼玉県蓮田市=は「千曲川は子どもの頃によく泳いでいた思い出の場所。嫌なニュースが多い中、サケの遡上は夢があっていいですね」と話した。  野沢温泉村の千曲川では、稚魚を育ててきた野沢温泉小学校5年生と、近くの栄小学校(下水内郡栄村)、岡山小学校(飯山市)の児童も加わって総勢約150人が集まり、約2万5千匹を放流した。岡山小5年の鷲尾聖哉君(10)は「ちゃんと帰って来られますように―と思いながら放した」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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