県内では9日も、枯れ草などを焼いていた火が燃え広がったとみられる火災が相次いだ。けが人は出ていない。松本市神林では午後1時25分ごろ、下草を焼いていた火が近くの駐車場に止めてあった車に燃え移ったとみられる火災があり、松本署によると、乗用車や軽トラックなど車両16台が燃えた。 同市では他に、午前11時ごろ、三才山の畑で下草を焼いていた火が風であおられて燃え広がり、約600平方メートルを焼いた。午後4時55分ごろには寿小赤の民家敷地でわら束を焼く火事があった。安曇野市でも午後に下草を焼く火事が2件あった。 上伊那地方では午前10時ごろ、伊那市手良の畑から出火、下草約230平方メートルと近くの立ち木、物置のトタン屋根の一部を焼いた。午後2時50分ごろには、上伊那郡中川村片桐の畑の土手から出火、下草約600平方メートルを焼いた。 下伊那郡高森町牛牧では午前11時18分ごろ、土手から出火し下草約1100平方メートルが焼けた。 佐久市では午後0時半ごろ、望月の会社員男性(63)所有の木造の物置から出火、近くの物置、耕運機1台、下草約550平方メートルを焼いた。同0時40分ごろには同市入沢のプルーン畑から出火、下草約1000平方メートルを焼いた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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