飯田市今宮町の今宮郊戸(ごうど)八幡宮で11日、大震災の復興祈願祭が行われた。氏子ら約50人が被災地の復興を祈った。 宮司の遠山景一(かげかず)さん(59)が祝詞を上げ、氏子総代会長の大平富男さん(82)らが玉串をささげた。下伊那郡天龍村出身の笛奏者、森田梅泉さん(東京都)と弟子2人がフルートなどを演奏した。 復興祈願祭は2011年6月、12年3月に続き3回目。大平さんは「被災者の方々が一日も早く故郷に帰れるよう飯田からも願っていきたい」と話した。 また、飯田市座光寺の元善光寺では、住職の本多秀賢(しゅうけん)さん(71)が大震災発生時刻の午後2時46分に合わせて同寺の鐘を打ち鳴らした。本多さんは「このような災害が二度と起こってほしくないと思いを込めました」と語った。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧