上田市菅平高原で、同高原観光協会などが2019年に日本で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)の際の各国キャンプ誘致を目指していることを受け、県ラグビー協会が実現に向け支援していくことになった。県協会は北安曇郡白馬村、諏訪郡富士見町などへの誘致も検討していたが、地元が最も積極的な菅平に一本化し、同観光協会と情報交換をしながら協力するという。 県協会は10日、飯田市内で開いた定例理事会で、吉田博美会長(参院県区)が「日本有数のラグビー合宿地の菅平を全国にアピールするために支援していきたい」と提案。全会一致で承認された。東信地方の市民らを対象にラグビー教室などを企画し、キャンプ招致の活動を盛り上げる考えもある。 同観光協会の丸山進理事長は「県協会が支援してくれるのは心強い。まだはっきりしていないキャンプ地の選定基準について情報交換するなど連携を密にし、誘致を実現させたい」と話す。 ラグビーW杯日本大会はアジアで初開催となる。大会組織委員会によると、日本を含む20チームが出場し全48試合を行う予定。試合会場を15年5~6月に決定した後、キャンプ地の選定に入り、16年にキャンプ地の立候補を受け付ける見通し。(長野県、信濃毎日新聞社)
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