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県北部地震2年、仮設集会所で中古家具市

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 下水内郡栄村で震度6強を観測し、大きな被害をもたらした県北部地震は12日、発生から2年を迎えた。同村横倉の応急仮設住宅敷地にある仮設集会所では、長野市のNPO法人「ホットラインながの」がこの日に合わせて中古家具や食器の販売会を開催。自宅を解体するなどした際に家財道具も処分した高齢者らが訪れ、品定めしていた。  同法人は地震後、応急仮設住宅でお楽しみ会などを開いてきた。仮設住宅から村営の震災復興住宅に移った住民たちから、地震の時に家具などを捨ててしまって不便だという声を聞き、販売会を企画した。  並んだのはたんすやテーブル、食器棚など家具約20点と食器類。日ごろの高齢者の生活支援活動で引き取った品などを、市価の2割程度の価格で売り出した。  震災復興住宅で暮らす石沢ミツエさん(79)は、食卓といすを目当てに訪れたが、既に買い手が付いていたため、カレー皿などを購入。販売会は今後も開かれると聞き、「食卓は次の機会にします」と話していた。  栄村のまとめによると、一時50世帯余りが暮らした村内の応急仮設住宅の入居者は12日時点で2世帯まで減少。ただ、依然4世帯が村外で避難生活を送っている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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