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伊那・西箕輪小で津波学ぶ授業 「他人事でない」

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 伊那市西箕輪小学校で13日、4年生が理科の授業で東日本大震災の映像を見て、津波について学んだ。海辺にいて津波が起きたらどう行動すればいいか知っておいてほしいと、理科教諭の野口輝雄さん(61)が企画。祖父母が被災地にいる児童もおり、真剣な表情で見入っていた。  野口さんは震災後、海に行くたびに、いま津波が起きたら―と考えるようになったという。同校は中央アルプス山麓にあるが、将来は海辺に住む子もいるかもしれない。4年生は来年、臨海学校に行く。「津波は自分たちに関係無いことではない」と野口さん。この日は、岩手県釜石市の中学生らによる避難の証言、津波の仕組みなどを内閣府がまとめたDVDを使った。  原実柊(みしゅう)さん(10)は祖父母が宮城県気仙沼市在住。2人とも無事で、祖父は車で津波からぎりぎり逃れたという。「おじいちゃんたちの話を聞いていると、津波は想像以上に怖い」。原さんから津波の話を聞いたという安嶋祭(まつり)さん(10)は「津波は関係ないと思っていたけれど、きょう映像を見て怖かった。逃げられるようになりたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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