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ろうそくの明かりに浮かぶ舞台 飯田の今田人形座が上演

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 飯田市龍江に300年余り前から伝わる人形浄瑠璃「今田人形」(国選択無形民俗文化財)が13日夜、地元の大宮八幡宮の秋季祭礼に合わせて境内の「今田人形の館」で演じられた。夜の暗闇に包まれる中、ろうそくの明かりに照らされた舞台は幻想的な雰囲気。観客約200人が情感のこもった人形の動きに見入った。  地元有志でつくる今田人形座と、同市竜峡中学校今田人形座が計4演目を上演。今田人形座は、生き別れた母と娘の情愛を描いた「傾城(けいせい)阿波鳴門(あわのなると)順礼歌(じゅんれいうた)の段」など3演目を熱演。同校今田人形座の2、3年生25人は、主君の子どもを守るためわが子に毒味をさせて犠牲にする乳母・政岡の悲しみを表現した「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)政岡忠義の段」を演じた。3年生の山田幸奈さん(15)は「練習より人形をはっきり動かせて良かった」と話していた。  14日は午後0時半開演。同市龍江小学校今田人形クラブが「傾城阿波鳴門順礼歌の段」を演じるほか、今田人形座が3演目を披露する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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