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「アイススレッジに役立てて」 女性が100万円寄付

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 長野市のビッグハットで11日から開催中のアイススレッジホッケー世界選手権Bプール(2部に相当)の開幕前、日本代表の合宿練習に立ち寄った女性が100万円を寄付した。名前や住所は明かさず「役立ててください」と手渡したといい、大会を運営する日本アイススレッジホッケー協会は「本当にありがたい」と喜んでいる。  アイススレッジホッケーは、下半身に障害がある人が専用のそりに乗り行う競技。同協会によると、女性は9日、ビッグハットを訪れ、チームマネジャーに「テレビで大会のことを知った。年金暮らしでお金を持っていても使わないので役立ててほしい」と話した。1998年の長野冬季五輪の時、同会場でアイスホッケーを観戦した思い出などを語ったという。マネジャーがお礼に大会のスタッフジャンパーをプレゼントすると喜んでいた。  日本協会は、寄付を大会の運営費か代表の強化費に充てる方針。今大会の運営費は、アイススレッジホッケー用の会場改修費などを含め3500万~4千万円掛かる見通しだ。協会は日本代表の強化費確保にも苦心している。日本代表の吉川守さん(43)=飯田市=は「多くの人に支えてもらって成り立つ競技なので、本当にありがたい。結果を出して寄付の恩に応えたい」と意気込んでいる。15日は準決勝に臨む。(長野県、信濃毎日新聞社)


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