安曇野市穂高西中学校の3年生130人余が14日、同校で開いた「3年生を送る会」で、昨年の唱歌「早春賦」発表100年記念作詞コンテストで入賞した奥原奈実佳さん(15)=3年=の詞「ここは安曇野 私のふるさと」に曲を付けた歌を合唱した。後輩たちに、安曇野に寄せる思いを込めた曲を学校の愛唱歌にしてほしいと披露した。 奥原さんの詞は「川はとうとう 水は清らか 今朝も広がる 早苗を見ながら 学校までの 道たどる」と始まる。登下校時に見る田園風景や夕日に染まる北アルプス、見守ってくれる近所の人々を思い浮かべて作ったという。 作曲はシンガー・ソングライター宇佐元(うさもと)恭一さん。同コンテストを主催した地元の早春賦愛唱家らでつくる記念事業の実行委員会が依頼し、2月下旬に完成した。3月24日に実行委が開くイベントで正式披露をするが、橋渡(はしど)勝也校長が「学校の愛唱歌にしたい」と提案、「送る会」で3年生が歌うことになった。 奥原さんは「すてきなメロディーをつけてもらい光栄です。みんなが安曇野を好きになってほしい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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