2015年3月予定の北陸新幹線飯山駅(飯山市)開業に合わせ、飯山市の魅力を広く伝えようと、同市秋津小学校5年生31人が「飯山観光情報新聞」500部を作り、14日、長野市のJR長野駅前で配った。「飯山に来てください」と呼び掛けながら、高橋まゆみ人形館や季節の祭りなど、市内の見どころを紹介した新聞を手渡した。 新聞はA4判で12面。写真は全てカラーだ。昨年春に取材を開始。各面を2、3人で担当し、写真撮影や記事執筆、見出し付けなど、一連の作業を全て児童が担った。北陸新幹線について2面にわたって特集している他、菜の花まつりや秋のえびす講、雪まつりなど、季節の催しを1年かけてまとめた。児童が一言ずつ飯山の良さをPRしたコーナーもある。 新聞を受け取った長野市上松の江口文夫さん(76)は「新幹線も通るし、地域の将来を担う子どもたちがこういう活動をするのは素晴らしい」と感心していた。新聞を配った小林礼奈さん(11)は「いろんな人がもらってくれてうれしい。みんなに飯山に来てほしい」と話していた。 22日にはJR大宮駅(さいたま市)で、10月には東京でも配布する予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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