ショッピングセンター開発のイオンタウン(千葉市)が、2007年に閉店した長野市三輪の旧ジャスコ長野店跡地へのショッピングセンター開設に向け、市に事業計画書を提出したことが15日分かった。計画書によると、14年3月の開店を予定している。 市は、売り場面積5千平方メートル以上の大型店出店に対し、周辺環境や市民の利便性向上に配慮した店舗運営を促すため、独自に事前届け出制度を設けている。 イオンタウンが提出した事業計画書などによると、新店舗は敷地面積が旧店舗とほぼ同じ1万1400平方メートル。3階建てで3階部分は駐車場となる。小売りの売り場面積は7900平方メートルで、他に飲食・サービスの床面積が1700平方メートル余としている。 イオンタウンは、イオングループの低価格スーパーを核店舗としてテナントが入る「地元密着型のショッピングセンター」(総合企画部)を展開。今回の計画については「全国の候補地の一つとして申請を進めている状況で詳細は説明できない。計画内容は今後変わる可能性もある」(同)としている。 ジャスコ長野店は、店舗の老朽化や近隣スーパーなどとの競争激化などを理由に閉店。イオングループは旧店舗を取り壊した後に新店舗を建設する方針を示していたが、実現しないまま更地の状態となっている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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