飯田工業高校（飯田市）と飯田長姫高校（同）が統合した飯田ＯＩＤＥ（オーアイディーイー）長姫高校（同）が１日、開校した。同窓会員や教職員、生徒ら計約７０人が見守る中で、新たにデザインされた校章の除幕式があった。アルファベット入りのユニークな校名でも注目される同校。両校の伝統を受け継ぎつつ、学科の枠を超えて学ぶことができる県内初の「総合技術高校」としてスタートした。
校章は、版画家でもある飯田女子短大（同）教授の北野敏美さん（６１）がデザインした。重なり合う二つの円を白い線が斜めに横切り、線の先に二つの点がある。二つの円はアルファベットのＯを表し、「長姫」と「ＯＩＤＥ」の頭文字。白い線は伊那谷を照らす光で、飯田の頭文字ｉをかたどった。点には人格形成と学問探究への思いが込められている。
校章は生徒昇降口に据えられた。除幕式では、柴田修身（おさみ）校長や北野さん、同窓会役員らがひもを引いて布を取り去った。北野さんは「シンプルで親しみやすいものにした。校章に込められた理念を学びの中で実現してほしい」。同窓会長に就任した中島五月さん（７４）は「受け継いできた伝統に磨きをかけてほしい」とあいさつした。
柴田校長は取材に「（校章は）新しい学校のイメージに沿ったものになった。両校の伝統を生かした学校にしたい」と語った。
飯田ＯＩＤＥ長姫高は全日制が機械工学科、建築学科、商業科など６学科。定時制が普通科と基礎工学科の２学科。総合技術高校のため、生徒は自分の学科以外の科目も学べる。５日に始業式、６日に開校式と入学式を開く。（長野県、信濃毎日新聞社）
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「総合技術高」飯田ＯＩＤＥ長姫が開校 新デザイン校章除幕
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