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岡谷で2500万円詐欺被害 「先物取引の損失回復」持ち掛け

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 県内で2日、3件の特殊詐欺被害が明らかになった。岡谷署によると、岡谷市の70代女性は、先物取引の損失を取り返すと持ち掛けて金を購入させようとする手口で、2500万円余りをだまし取られた。  同署によると、昨年11月下旬、女性宅に県外の投資金の回収をしているという会社のパンフレットが届いた。その後に同社の顧問弁護士を名乗る男から電話があり、「数年前の損失を回復する方法を教えてもらえる」として同社に連絡するよう勧誘。女性が電話すると「債務を買い取ってくれる人がいるが、金と一緒でないと買い取ってくれない」と言われ、女性は金を買うため、ことし1月下旬までに計4回、現金計2500万円余りをレターパックで県外の住所に送った。  女性が5回目の送金をするために岡谷市内の銀行を訪れた際、不審に思った行員が通報。女性は家族の説得で2日に同署に被害を届け出たという。  一方、小諸署は小諸市の60代女性が息子を装った男らに98万円余りをだまし取られたと発表。オレオレ詐欺とみて調べている。  同署によると、1日夕に女性宅に電話があり、息子を装った男が「風邪で声が変わった」などと言い、女性の携帯電話番号を聞き出した。2日午前、女性の携帯電話に「株をやるのにお金を借りた。終了手続きのため金融会社に電話してほしい」と要請。女性が指示された番号にかけると、別の男が「今日の昼までに返済しないと別の会社に権利が移る」と迫り、女性は指定された口座に98万円余りを振り込んだ。振り込み後に息子に連絡し、被害に気付いたという。  また、駒ケ根署は、携帯電話の情報サイトの利用料滞納名目で、上伊那郡内の30代女性が36万円余りをだまし取られたと発表した。  同署によると、女性は3月下旬、サイトの料金が滞納状態で、身辺調査や法的措置をする―といった趣旨のメールを携帯電話で受けた。記された番号に電話すると、男からサイト管理者との和解を進めるための「手続き金」を払うように言われ、指定された都内の住所に36万円余りを簡易書留で送った。その後も要求が続き、同署に相談した。同署が詐欺の疑いで調べている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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