松本市の松本商店街連盟が、毎年、各商店街の街路灯などに取り付けているサッカーJ2松本山雅FCの応援旗の中に、今季から選手の直筆サイン入りの旗が登場した。好きな選手のサインを探しながら街歩きを楽しんでもらおうと企画。4日は、元同FC選手で、運営会社事業本部ホームタウン担当の片山真人さん(28)と商店街関係者らが取り付け作業をした。 旗はチームカラーの緑色で、チーム名やエンブレムなどが印刷されており、商店街の通りなどに計約950枚が並ぶ。このうちサインが入った旗は計32枚で、全選手が1人1枚ずつサインした。サイン入りの旗は、同連盟加盟の18の商店街・大型店や、駅前のアルプス通りなどに割り振られている。 この日は、本町商店街で小松憲太選手と飯尾和也選手、中町商店街で喜山康平選手と野沢洋輔選手のサイン入り旗をそれぞれ取り付けた。中町商店街振興組合理事長の水城利真さん(55)は「県外から訪れた観光客にもアピールできる」と期待、片山さんは「街の盛り上がりは選手の力になる」と話していた。 旗の取り付けは、地域を挙げてチームを応援しようとJリーグ参戦前から毎年実施。「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」などの期間を除きシーズン中、掲げている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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