アンズの産地の長野市松代町東条で4日、恒例の「あんず祭り」が始まった。ことしの開花は例年並みで、現在七分咲き。尼厳(あまかざり)山の南斜面沿いに植えられた約5千本のアンズの花が一面をピンク色に染めている。松代の町並みと、晴れた日には北アルプスも眺めることができる。見頃は10日ごろまで。 地元農家らでつくる実行委員会が主催し、5年目。会場では、アンズのシロップ漬けやドレッシングのほか、地元の農産物やおやきを販売している。祭り最終日の14日には、午前11時から西アフリカの民族楽器のライブを開く。 来場者には東条の名所を紹介した「あんずの里散策マップ」を配布。実行委のアンズ農家中沢修さん(62)は「品種によって色の濃淡がある。きれいな花をゆっくり眺めながら、山里の魅力を堪能してほしい」と話している。 祭りは午前10時~午後3時。入場無料。問い合わせは松代地区住民自治協議会(電話026・278・1885)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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