上田市上丸子で10日、依田川の流れをまたいで赤や金など色とりどりのこいのぼり約100匹が飾られた。例年より1週間ほど早く満開になった川沿いの桜並木とともに、春を演出している。
地元の海戸(かいど)自治会と市丸子地域自治センター、市商工会などの十数人が丸子橋近くの両岸に2本のワイヤを設置。無線で声を掛け合い、両岸の柱に固定したワイヤを引くとこいのぼりが力強く泳ぎ始めた。作業を見守った近くのわかくさ幼稚園の園児たちは「わー、すごい」と歓声を上げた。
「地域を元気にしよう」と、同自治会が家庭で使い古したこいのぼりを寄付してもらい、1990年から飾っている。自治会長の掛川忠康さん(68)は「こいのぼりが並ぶと春が来たという感じがする。たくさんの人に見に来てほしい」。5月6日まで。(長野県、信濃毎日新聞社)
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桜色の波、100匹遊泳 上田・依田川にこいのぼり
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