下伊那郡高森町の高森南小学校で11日、校庭の桜の下で給食を味わう「お花見給食」があった。昨年は雨だったため、外で味わうのは2年ぶり。ことしは例年より1週間ほど花の進みが早く、「花がみんな散ってしまう」と先生たちをやきもきさせたが、風が吹くたびに花びらが舞う中での給食になり、全校児童約700人が楽しんだ。 校庭の縁に50本ほど植わる樹齢約80年のソメイヨシノの下で、1年と6年、2年と4年、3年と5年が一緒になるように座り、五平餅などを味わった。「(花びらが)牛乳に入った」と声を上げる児童も。6年の壬生敬大(みぶけいた)君(11)は「満開は過ぎたけれど、桜吹雪もきれい」。 校庭のソメイヨシノは町登録文化財に指定されている。同校は「日本一の学校桜」と呼び、下草刈りなどの手入れをしている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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