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林野・枯れ草火災3・3倍 2~4月前半 県内、前年より乾燥

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 ことし2月から4月15日までに県内で森林や空き地、田畑などを焼いた林野・枯れ草火災は計191件と、前年(58件)の3・3倍に上ったことが23日、県消防課のまとめで分かった。けが人も10人増の11人だった。長野地方気象台によると、3、4月に県内全域で空気が乾燥したことが原因とみられる。  3月に火災が頻発したため、2、4月の発生状況も含めて県内14消防本部のデータを集計した。2月は6件だったが、3月は149件に急増=グラフ。4月も15日までに36件に上っている。消防本部別では、松本が38件(前年同期比33件増)で最も多く、長野32件(同27件増)、飯田24件(同14件増)と続いた。  同気象台は、「3、4月は気温も高めで火災が起きやすい状況だった」としている。乾燥注意報を出した日数は、2月は昨年と同じ2日、3月は16日増の25日、4月は4日増の12日だった。  県消防課は「切った木を燃やしていて延焼したケースが特に多かった。乾燥時は火を使うのを控え、使った後は完全に消し止めてほしい」と話している。  3月30日に上田市で畑の枯れ草が燃え、焼け跡から畑所有者の無職女性が遺体で見つかる火事があったが、上田地域広域消防本部は原因がまだ分かっていないとして、今回の集計には含めていない。(長野県、信濃毎日新聞社)


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