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県内ごみ、9年ぶり増加 長野・岡谷市 有料化反動影響か

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 2011年度の県内の一般ごみ排出量は前年度比0・5%増の68万3249トンで、03年度以来9年ぶりに増加に転じたことが23日、県廃棄物対策課などのまとめで分かった。1人が1日当たりに排出する量も867グラムで前年度比5グラムの増。同課は、09年度に家庭ごみ処理を有料化した長野市と10年度に実施した岡谷市で、急激な排出量減の「反動」があったことや、うるう年で1日多かった影響があるとみている。  県内のごみ排出量は01年度以降では02年度に約82万5千トンと最多を記録して以降、分別・リサイクルや有料化などの取り組みが浸透し、緩やかに減少していた=グラフ。県廃棄物対策課によると、長野市の10年度のごみ排出量は前年度比6・2%減の13万3179トンだったが、11年度は同1・5%増の13万5143トン。岡谷市は10年度に前年度比18%減の1万5236トンだったが、11年度は2・8%増の1万5664トンだった。  同課は「有料化の翌年は慣れからごみが増える傾向にある」と説明。長野市は人口が多く、ごみ総排出量の2割近くを占めており、全体の数値にも影響が出たとみる。  下水内郡栄村は県北部地震があった10年度、前年度比42・1%増の911トンで、11年度は同32・2%減の618トンだった。11年6月に最大震度5強を観測した松本市の11年度は同1・4%増の10万1709トン。廃棄物対策課によると、災害がれきは一般ごみと区別して集計するが、割れた茶わんなどの生活用品が一般ごみとして出されるため、総量を押し上げる一因にもなったとみられる。  11年度の内訳は、家庭系が7割弱の約46万4千トン、事業系が3割弱の約19万2千トンでほぼ横ばいだった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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