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排水機場の能力増強など 浅川の内水対策計画原案

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 浅川(長野市―上高井郡小布施町)下流の内水被害の対策を検討している「浅川総合内水対策協議会」は23日、第2回会合を長野市内で開き、対策計画の原案を決めた。2014年度から5年間ほどかけて県が浅川の水を千曲川にくみ出す排水機場を増設、長野市が流域に雨水調整池を新たに3カ所整備する。住民説明会や意見公募を経て、5月の計画決定を目指す。  計画の総事業費は概算で約30億円で、国の交付金も活用する予定だ。排水機場について、県は排水能力を現在の毎秒44トンから同21トン増やして同65トンに増強すると表明。16年度までに7トン増やす方針だったが、原案は14年度から約5年で14トン増やし、残る7トンは中長期にわたって整備するとした。  県はこのほか、下流で河床掘削を進め、被害が生じた場合の浸水想定区域図の作成や公表なども担う。長野市は豊野西小学校の校庭や市豊野支所の駐車場地下を利用した雨水貯留施設も造る。  県が11年に示した排水機場増設などの方針では、床下浸水や農地被害の対策として万全でないとの指摘があった。県河川課は、今回の原案通りに整備すれば床下浸水などは一定程度軽減されるとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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