伊那市東春近の「自主保育園山の遊び舎(や)はらぺこ」(園児24人)で17日、祖父母参観で訪れた祖父母や保護者が園児らとあんパンを作った。園児たちが育てたアズキを使い、敷地内の石窯で焼き上げ、熱々を味わった。 アズキは9月、園の隣の畑で約600グラムを収穫。昨年の栽培分なども合わせ約1・2キロのあんを用意した。祖父母らは「はみ出さないようにね」と手伝い、園児らが思い思いの形にパン生地で包んだ。 石窯は、作物の栽培から食べるまでを体験的に学ぶ狙いで保護者らが昨年12月に設置。ピザやクッキーなども焼き、住民らとの交流に生かしている。孫が同園に通う下伊那郡高森町の久保田久美子さん(67)は「普段は別々に暮らしているので、保育園での積極的な姿を見ることができてうれしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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